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2003年度講演会

早稲田大学現代文学会企画 2003年度講演会

「都市の隙間から―私たちはどこにいるのか?」

―私たちの暮らしている都市では今なにが起きているのだろうか?

 「世界を語る」という言葉はとりもなおさず欺瞞である。
 だから私たちは自らが取り囲まれている世界をせめて理解することから始めたい。
 拡がる経済格差、典礼さながらに繰り返される民営化への礼賛、増える移民たち、生命保険会社の下で寝そべるホームレスたち、「数字」の獲得のためのメディア、商業に食いつぶされそうな芸術、閉ざされる教育機会…

 日常のふとした瞬間に感じてしまうこれらの違和感をひとつのきっかけにしてそれらの点を線につなげる言葉はないものか?

 そして、今、私たちはどこにいるのか?


 その答えを見つけたい。

■講演者紹介
  • 伊豫谷 登士翁   一橋大学教授
  • 酒井 隆史  大阪女子大学専任講師
  • 橋本 健二    武蔵大学教授
■開催日時・会場
11/24(月) 開場16:30 開演17:00
川崎市男女共同参画センター スクラム21 一階ホールにて
※入場料無料

■講演会対策勉強会
 現代文学会では講演会へ向け会員の理解を深め、また共有するための勉強会・読書会を行なっています。

夏合宿講演会対策プレゼン ――それでええの?―― (大谷・松澤)
ツーリズム/幻想としての観光(市川)
「スペクタクル社会」〜公的ドラッグの支配下にて(柳沼)
伊豫谷登士翁を読む(松澤)
ハリウッド映画の現在形(森内)
小説をめぐる力学(土屋)
『監獄の誕生』(工藤・本橋)
フェミニズム(小松)
フェミニズム ジェンダーとグローバリゼーション 僕たち(菱沼)
都市の変貌――フォーディズムとポストフォーディズム(高橋(周))
階級と教育、教育改革―新時代の遺産相続者として(大谷)
ホルへ・ルイス・ボルヘス(古田島)
シニシズムと現在(鈴木(沙))

■アクセス
最寄駅:JR南武線・武蔵溝ノ口駅、京急田園都市線・溝の口駅(渋谷より20分)