小説・詩

「・・・」
キーーーバタン
私は自部屋から出てそのままボートに乗り一人沖へと出た。
これ以上ここにいちゃいけない、みんなに迷惑がかかる前にここを出なくちゃいけない。
ごめんなさい
ごめんなさい。
そして今までありがとう・・・・
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サ「コロンちゃん、新しい焼き菓子に挑戦してみたんだけど・・・ってあれ？」
いつも通りコーヒーとお菓子を持ってコロンちゃんの部屋へ行って見るとそこには誰もいなくコロンちゃんの荷物までない、俺は何だか胸騒ぎがして部屋へ入れば机の上に一つの手紙がおいてあった。
コロンの手紙『海上レストランパラティエでお世話になった方々へ・・・
　　　　　　　今まで、ありがとうございました。私は本当はとある人の命令でこの船に乗り　　　　　　　込み一人のコック、サンジを暗殺してこいといわれていたんです、でも出来な　　　　　　　かった、あんなによくしてくれたのにそんな事できるわけがなかった。
　　　　　　　命令違反した私の宿命は一つだけ、だから皆さんに迷惑をかける前にここを出　　　　　　　ます、手紙でしか真実を明かせなかった弱い私をどうか許してください。
　　　　　　　さようなら・・・。どうか、お元気で・・・
　　　　　　　ｐｓ：でも、少しだけ後悔・・・・』
……！！！
俺は手紙の最後を呼んだ瞬間甲板を飛び出していた。
まだどこかに居るかもしれないという淡い期待を抱いていた所為なのかも知れない。
そして俺はどこにも彼女の姿がないと知ると力なく座り込み手紙を握り締めた。
コ『ｐｓ：でも、すこしだけ後悔。サンジと一緒に旅をしてサンジと同じ夢・・・
　　　　　オールドブルーを一緒に見つけてみたかった』