材料の本質に迫ろう
 アラミド繊維について 


アラミド繊維とは、その分子骨格が芳香族(ベンゼン環)からなるポリアミド繊維(aromatic polyamide fiber)であり、ナイロンの一種です。
これからも分るように、アラミド繊維は、従来の脂肪族ポリアミド繊維(ナイロン)とは 、性質、用途が大幅に異なっています。
アラミド繊維は、その分子骨格が全体に直線状のパラ型タイプと、ジグザグ状のメタ型タ イプに大別されます。
これらアラミド繊維の代表例.・分子構造を下に示します。

T. パラ型アラミド繊維
   @テクノーラ : コポリパラフェニレン・3.4'オキシジフェニレン・テレフタラミド
    

nの部分の構造がPPTAと異なる部分。 これが結晶性を変えている?ようです。

   AKEVLAR ; PPTA(ポリパラフェニレンテレフタラミド)      

U.  メタ型アラミド繊維
   @  コーネックス : ポリメタフェニレンイソフタラミド(MPIA) ; 商品 NOMEX , CONEX

ジグザグの構造は  長繊維になりにくい? これがメタ型アラミド繊維の特徴でパラ型アラミドと 大きく 異なる ところです。