[...セイは寒さに震えながら宿に戻ってきた。漂うシチューの匂いに気づき、笑みを浮かべながら、垂れ猫を頭に乗せた]……ただいま。…シチューの匂い、がする…[...はそっとエレメスの傍に行き、マフラーの裾をそっと握った]あの…シチュー…ありがと…。あの…こ…今度、エレメスの好きなの、作る……お、お礼……[...そこまで言うと、セイは顔を真っ赤に染めたまま身を翻し、部屋の隅へ移動した]