[...は、ふらりと墓の前に現れた。]
レニエル………さっき、君の俺に対しての考察を読み直した。SG化の懸念、吊るのは心苦しいからという言葉、……少し嬉しかったんだ。礼を言いにきた。お門違いだったら、馬鹿な奴だと笑って流してくれればいい……
……ありがとう。その信に、俺は応えたいと思う。
カトリーヌ、土壇場で反転したとはいえ、強く君を吊る事を推した俺を、許してくれとは言わない。恨んでくれてもいい。…君の揺れる意見は、惑わそうとしていたものではなく、不安の表れだと…そう思えなかった自分に、軽く自己嫌悪だ。だが、君に諦めるなと言った手前、全力を尽くすと誓う。
ああ……俺に人狼査問は向いていないんだろうな……他人を疑うのは、辛い……
[...は、囁くように呟くと、空を見上げて目を細めた。]