昨日のイレンドの日記
<夜が明けたばかりだというのにジゼルが眠ってしまった。眠れなかったのだろうか。
……そういえば昨夜、ジゼルの部屋にヒゲ面の男が入っていくのを見た気がする。まさか…。
…今の状況は人狼が出現する前触れと酷似している。あの鏡…何か良くないものを感じた。私の姿はただの鏡と同じように映ったが、果たして他の者はどうだったのか…尋ねたとしても、私の期待する答えは返ってこないだろうが。
可能ならばあの鏡を持ち帰って詳しく調べたい。しかしやはり、今宿にいる者の中に人狼がいるのであれば…この村から開放されるのと、墓の住人になるのと、どちらが先やら。
騒がしい連中が多い。見ていて飽きないので暇つぶしには事欠かないが、流石にそろそろ本来の目的も遂行しなければ。報告書を書くのは嫌いだ。>