■グラデーション

私が背景制作でつかっているグラデーションの付け方を解説します。
参考になるかどうかは甚だ疑問ですが・・・
キャラクターimage作成上ではあまり必要ないかもしれません。


・タイリング

近似色の点を並べていく事でグラデーションを表現します。 パレット数の節約にもなり汎用性が高い塗りの基本です。 ただしゲーム中に動かすとチラついて見える事もあるので 使いすぎに注意。

上の図がタイリング仕様。
下の図は近似色でのベタ塗りです。
実際にはこの二つを組み合わせて使います。
今回は判りやすいようにバックを白にしています。
使い方としては原色部分の境界線あたりに配置したりします。 そうする事で中間色を1色分節約することが出来るからです。

ちなみにピンクの四角の中が原寸での表示です。



・ベタ塗りアレンジ1

近似色を並べるだけのお手軽グラデです。
ただし境界線部分はフリーハンドで
波打たせています。 簡単にできる分、
それなりに見せようとするとパレットを大量に
消費してしまいます。


まずは図のようにフリーハンドで適当に線を引いていきます。


空白部分をベタ塗りツールで埋めていきます。
全て埋め終わると完成です。


タイルなどの表面がツルっとした質感を出したい場合に使うといいかも。
横のラインだけでなく縦方向にもグラデーションをつけると背景にメリハリがつきます。
下図は実際の使用例です。



・ベタ塗りアレンジ2

ベタ塗りアレンジ1のバリエーションです。
上のものより多少手間は掛かりますが
より質感を出す事ができます。


色と色の境目に近似色を使って適当に点を打っていきます。 点を打つ位置はあまり深く考えずに適当にバラつかせ程度でいいです。

※画像は判りやすくする為に色を濃くしてあります。


下図のような質感を表現したりできるようになります。
ただし、ただ適当にグラデをつけただけでは下図のようにはなりません。
光源と影の位置に注意!


大体私の作る背景はこれらの塗りの組み合わせてで出来ています。
背景を綺麗にみせるコツとしては一部分に拘るよりも全体的なバランスを見たほうが
上手くいくと思います。建物1つの配置をずらすだけで受ける印象もだいぶ変わります。

パースが上手くとれてないと非常に不細工になっちゃいますしね。
まあこれは下書きの段階で決まってしまう訳ですが・・・

後は地面をしっかり描く事。これに尽きます。
やっぱりキャラが立つ地面あっての背景ですね。



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