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■ 実装職人名鑑04: 羅螺雷来(らららいらい)さん

実装職人インタビュー第4回。
今回は、主に白保等の保管庫でご活躍の、羅螺雷来さんです。
実装石虐待、他実装物など一見スタンダードに思えつつ、実は……といった作風が特徴のスク師さん。
様々な意味で「カオティックな世界」を紡ぎ出す職人さんの素顔を、ご紹介します!

 

  • 活動ジャンル:実装石
  • 職人タイプ:スク師
  • 活動開始時期:2009年の8月頃
 

羅螺雷来さんに、色々お尋ねしてみました……!

早速ですが、自己紹介をお願いします!
 
羅螺雷来と申します。
あまり活動していませんが、よろしくお願いします。
 
失礼ながら、随分変わったお名前ですが、何か意味が込められているのですか?
 
完全に適当です。
意味なんてない。
 
本来の活動ベースは、どんなジャンルでしょうか?
 
あまり人に見せたことが無い、見せ辛い、薄ら昏い作品を書いたり妄想したりしています。
年を負うごとに、完成する確率が下がっているというね……
 
お前の積みネタを数えろ。
 
うn? 今まで全く作品公開されてなかったんですか?
では、何がきっかけで作品を発表しようと思い立つようになったんですか?
 
単にめぐり合わせの問題といいますか。
自分の中で一番投下が気安く出来る場所が、実装石ってジャンルだったんですよ。
お恥ずかしい話ですが、私の場合、よく作品を作りかけで放置してしまうことが多くて、コンスタントに作品を作るってタイプじゃないんですよ。
なので自サイトの類は、更新できない場所を増やすのもなぁ……という感じでして、いまだに持ってません。
それが一つ。
 
もう一つは、単純にそういうSS投稿サイトの類に、それまで足を踏み入れた事が無かったってことかな?
そういうわけで、めぐり合わせの問題って事になりますね。
 
実装石で創作を続けてる理由は、また違います。
実装石って存在は、本来その『自由度の高さ』こそが売りだと思うんですよ。
 
時に悪役、時に主人公、時には小道具、しまいにゃ舞台そのものにまで。
ここまで変化できる自由度の高いキャラクターを、私は他に知らないです。
 
まぁ、やりすぎて時々『これ実装スクの範疇に収まってんのかな?』と自問自答する事がありますけどね……
 
なるほど、それは共感出来ますね。
そんな羅螺雷来さんが、実装ジャンルにハマったきっかけって何ですか?
 
スレ上でも何回か話してるネタですが、「新都者」というWEB漫画サイトがありまして。
今はもう無くなってて見れませんが、そこに掲載されていた漫画の一つに実装石が登場しまして。
そのあまりのインパクトに、ググって調べたのが運の尽きでしたね(笑)。
 
ちなみに出てきた実装石は虐待タイプの実装石で、止めに食われて死んでました。
一番近いイメージは、腑ロンティアさんとこの実装石だったかな?
その漫画の作者名は、確かキャスターさんだったと思います。
 
インパクトを受けて、やがて製作する側に回られたんですね!
これまで、どのような作品を作られましたか?
 
白保:
「赤仔」
「母親」
「骨格標本」
「与太話」
「食べ物」 
 
実装石なんでも。:
「鏡」
 
保管庫投下がこれだけです。
少ないもんだ……もっとがんばります。
 
ご自身の作品傾向について教えてください。
 
方向性が定まるほど書いてませんけど、多分ホラー寄りカオススク師? になるんだろうか。
 
あと、人間虐待も入りますかね。
 
人間虐待ですかぁ。
虐待派虐待なんてジャンルもあるようですが、羅螺雷来さん的には人間虐待というものに、どのような解釈を持ち込んでいますか?
 
スレ上ではどうにもタブー視されてる節? はありますよね、人間殺し。
個人的には、ただの一要素でしかないかと。
 
私の場合、若干カオス寄りなのも要因して物語上で実装石にやらせてるかな?
都市伝説とか怖い話、好きなんで。
 
別バージョンで、実装石をめぐる人間同士の諍いで、殺し合わせるってのもありですね。
 ……そういえば、そっちのパターンはまだ書いてないな。
 
まぁ、人間虐待に関しては、私自身の元の作風自体が……ってのもあるんですけどね。
内容はご想像にお任せしますよ?
うん、ここは予防線張っておこう(笑)
 
その方がいいかもしれませんね(笑)。
話は変わりますが、ご自身の代表作と、お気に入りの自作品をご紹介ください。
 
どちらも『母親』かな。
個人的に、あれが一番上手く作れたと思う。
 
他の職人さんの作品で、お気に入りの作品があれば語ってください。
 
なんでも。のカミサマシリーズが好きですね。
出てくる要素が結構多いけど、うまいことをそれを組み合わせてありましたしね。 

ところで、じゃにじその続きは……
 
……え、ええ、もちろん鋭意製作中です!
それは置いといて、実装ジャンルの同人誌には参加したいと思われますか?
 
やっぱり一度は参加したいですね。
 
実装作品を制作されてから、一番嬉しいと思われたことはなんですか?
 
作品に感想が付くことですね。
 
では逆に、一番嫌なことといえば?
 
やっぱり無反応が一番きついです。
投下した作品が、他人に対して面白かったのか、それともつまらなかったのか
そういう判断ができなくなるので。
 
作品投下についてですが、スレと保管庫、どちらが良いとお考えですか?
 
私は保管庫かな。
スレ投下だと、私の場合どうしてもぶつ切りになってしまいそうなので……
逆に云えば、ぶつ切りにならなければどこでも良いとも言えます。
 
ただ、挿絵付でスクを作るなら、やっぱりスレ投下の方がやりやすいでしょうね。
 
実装に関わってもうかなりの時間が経ったわけですが、現在の実装ジャンルについて、何か思うことがあればお願いします。
 
良くも悪くも固まってるかな……と。
テンプレートが固まり切ってて、どうにも新しいネタが生まれにくくなってるんじゃないかな? と思う時があります。
 
もう少し、テンプレートを崩してみてもいいんじゃなかろうかと。
 
実装メッセ、ふたそ(大実装)などのコミュニティについては、どうお考えですか?
 
保管庫にも言えることですが、最近どこもどうにも動きが鈍いです。
停滞するのが一番怖いと思います。
そこから延々と悪循環が始まると、なかなか回復できませんから……
 
作るのは難しく、壊れる時は簡単に壊れるというのは、何につけても云える事ですし。
特に、実装ジャンルを取り巻く最近の環境だと、なおさら……
 
やはり、色々と憂いを抱く部分があるということでしょうか。
さて、いよいよ最後になりますが、何か一言あればお願いします!
 
動き続けねば死ぬのが、キャラクタージャンルというもの。
ならば、走り続けてやろうじゃないか。
 

羅螺雷来さん、インタビューへのご協力本当にありがとうございました!