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■ 実装職人名鑑06: しょーとさん

 

実装職人インタビュー第6回。
今回は、実装石スク師→実装人スク師→絵師と二段階もの転身を遂げられた、脅威の職人・しょーとさんです。
古株職人さんの中でも、非常に珍しい経験と、バリエーション豊富な作品を生み出す広いライブラリをお持ちです。
実装系同人誌でも活躍されている、そんなハイブリッド職人さんに、色々お尋ねしてみます!

 

  • 活動ジャンル:実装石/実装人
  • 職人タイプ:スク師&絵師
  • 活動開始時期:2006年頃から
 

しょーとさんに、色々お尋ねしてみました……!

それではまず、自己紹介からよろしくお願いします。
 
しょーとです。
実装石でスク書きとして開始。
実装人が派生してからはそちらがメインになって、途中から絵を下手ながらも絵を描き始めました。
最近は、あまりおおっぴらに活動していません。
 
ちなみに、お名前の由来は?
 
スレスクを投下するときに、ショートスクの意味合いで名前欄に“しょーと”と入れたのが始まりです。
偶然は大切にしないとね。
 
本来の活動ジャンルは、どんなものでしょうか?
 
生粋の創作実装出身です。
将来なんかあったら、ムネ張って言いたいと思いマス。
 
実装ジャンルからの創作活動開始だったんですか!
それでは、何がきっかけとなって実装ジャンルに入られたのですか?
 
Mayで荒らしと云われていた実装石スレを見て、因果応報っぷりにシビれました。
 
これまで、どのような作品を作ってこられましたか?
 
初めて書いたのは「保健所物語」。
あといろいろ書いたハズなのだけど、題がはっきりと思い出せるのは……
 
「ダブり」
「生存率」 *
 
実装人に移って
 
「アイスマン」
「実装人がいる情景」
「実装神話」
「ルトー、こちらMayrn2」
「紅のカップ」
「ジプシー」シリーズ *
「風のりミリー」
「実装志演義」
「闇より聞こえるは妖しい声」
「実装の名将」シリーズ *
「わぁい☆せんしょくたい」シリーズ *
「DASH!」
 
*がついているのは、スレスクのハズです。
絵の方は、実装人のつたない絵は大体しょーとだと思っていただければ、間違いないです。
 
懐かしいタイトルが沢山ありますね〜。
ところで、しょーとさんの作品製作上のスタイルは、どのような感じでしょうか?
 
ジャンルで統一というわけではなく、思いついたモノを作るというスタンスです。
そして、直前に見てたモノ聞いていたモノに、とっても影響を受けます。
 
映像や状況はスクになります。
音楽が絵になります。
 
あらゆる刺激が素材となるということでしょうか。
そんなしょーとさんの代表作と、お気に入りの自作品を教えてください。
 
自分の書いた中では、実装石スクで一番感想が盛り上がった
「ダブり」
今でも失敗を含めて、良い思い出です。
 
実装人で
「紅のカップ」「DASH!」
ビシッと雷を打たれるように頭に降りてきて形になったのは、この二つだけ。
自分でも気に入ってます。
 
他の職人さんの作品で、お気に入りの作品があれば語ってください。
 
鼻無し氏の、最後に服がどこからきたのか? と締めくくられる画像。
実装石にハマった一枚です。
 
もう一つ、「親指実装の楽園」。
確か、いつかの世代のスク保管庫のトップバッターで、コレを読んだ衝撃が恋しくてスクを漁りました。
他の職人さんには悪いけど、自分にとって、未だにコレを超える衝撃を味わったのはありません。
 
実装ジャンルでの活動を始められて、何が一番変わりましたか?
 
なんといっても、絵を描くようになったこと。
たぶん実装と出会わなければ、一生絵なんか描かなかったでしょう。
 
それまで全く絵を描かれていなかったんですか?
だとしたら、相当な苦難が伴ったんじゃないでしょうか?
 
実装で描くまで学校教育で課題をこなした程度ですね。
自分から表現しようとして絵を描いたことはありませんでした。
 
絵を描き始めて、迷う事は結構ありましたが苦痛に感じたことは無いです。
練習はすべて制作過程で作品につながってましたし、技術は足りないことだらけで試せば試すだけ発見点があり、例えるならば、無垢の雪原に跡をつけて駆け回る楽しさがありました。
 
このジャンルで活動して、一番嬉しいことはなんですか?
 
ちょっと笑っちゃうような画像を作って、投下した後に画面の向こうでニヤニヤしてるのを感じる時です。
してやったりって思う。
 
作ってるときもニヤニヤ。
楽しい。
 
ああ、わかるなぁそういうちょっとした悪戯心って(笑)。
それでは、実装ジャンルで活動して体験した、面白い・珍しいエピソードを教えてください。
 
見えるという定義がどうかにもよるけど、実装石が見えたことがあります。
実装人はまだ無いですが。
 
実装石が見えた?!
それは幻覚としてですか? それとも何か特殊なたとえですか?!
 
幻覚に近いと思う。
ただし、見えたのは風景の中ではなく、実装石とは全く関係の無いマンガの中に。
 
作品投下はスレと保管庫両方に行われていたようですが、現在はいかがですか?
 
今は基本的に、保管庫もといPixivに投下しています。
管理が楽なのと、タグの付け方によって他の層にも見てもらえるから。
それも遙かに大人数に。
 
常設スレはお察し。
 
現在の実装ジャンルについて、何か思うことがあればお願いします。
 
栄枯盛衰の理。
 
実装職人さん同士のネットワークやコミュニケーションについて、どう思われますか?
 
親密である必要は無いだろうけど、個別に接触の希望を受け付ける窓口みたいなものはあってもいいと思います。
 
ありがとうございました。
それでは、最後に何か一言お願いします!
 
長雨に 宿り久しく あきらめて 戻るに願う 晴るかな園に
 

しょーとさん、インタビューへのご協力本当にありがとうございました!