CHAPTER 1
CHAPTER 2
CHAPTER 3
CHAPTER 4
CHAPTER 5 CHAPTER 6 CHAPTER 7 CHAPTER 8 CHAPTER 9 CHAPTER 10 CHAPTER11 CHAPTER12 CHAPTER13 CHAPTER14 CHAPTER15 CHAPTER16 CHAPTER17 CHAPTER18 CHAPTER19 CHAPTER20 CHAPTER21 CHAPTER22 CHAPTER23 CHAPTER24 CHAPTER25 CHAPTER26 CHAPTER27 CHAPTER28 CHAPTER29 CHAPTER30 CHAPTER31 CHAPTER32 CHAPTER33 CHAPTER34 CHAPTER35 CHAPTER36 ExCHAPTER * CHAPTER 6 : THE GHOUL IN PYJAMAS パジャマを着たグールとかいう愉快なかんじで第6章。 モリー母さんがハリーたち3人に探りをいれてきました。 何かにつけてハリーたちを引き離そうとしています。 3人セットにすれば、ホグワーツに戻らずにするであろうことの準備をされてしまうから、と。 なるべく引き離しておけば諦めるとでも思ってるんだ、とロン。 普通の親ならそうやって心配するのが当然だと思うんだけどなぁ… モリーは、ペアのない靴下がハリーのかもしれないから、と言って連れ出しました。 あなたたちが何をたくらんでいるのか、私やアーサーや、 グレンジャーさんたちには知る権利があると思うのよ、 と、モリーに「心配している保護者攻撃」をされるハリー。 なんとか言い逃れ、僕はチャドリーキャノンズのサポーターじゃないからこのソックスは履かないよ、 と切り抜けようとしましたが、でも結婚式の準備はしてくれるわよね、 と半ば強制労働の約束が成されました。 以降2日は3人で話し合う暇もないほど準備に駆り出されます。 どうやらブラック家の屋敷の『秘密の守人』だったダンブルドアが死んでしまったので、 それまで屋敷に出入りしていた20人の騎士団員すべてが新たな『守人』になってしまったらしく、 そんな状況では死喰い人たちに情報が漏れる危険性を20倍高めるだけだ、ということらしいです。 つまりスネイプは中に入れる、と。いやー、魔法もなかなか不便ですね。 一応、マッド・アイがスネイプ対策に2つの呪文をかけたとか。 ちなみにマッド・アイの行方(死体の所在、とも言う)はいまだにわかりません。 3日目になりました。 今日もモリーの命令で3人はバラバラです。 ロンは部屋の片付け、ハーマイオニーは準備、ハリーはアーサーとチキンの仕込み。 でも実際にはチキンの仕込みはほとんどすることがないらしく、 アーサーはシリウスのバイクのばらばらになった部品を集めて組み立てなおす目論見らしいです。 「モリーが……つまり、わたしの時間がある時にね」とかゆってます。 かわいいオッサンです。 ついでにアーサーの見立てによれば、バイクは「とてもいいバッテリー」を積んでいる、 「gaskin」とかいうけっこうなブランド?っぽい感じ。さすがブラック家の長男。金が唸ってますね。 ちなみに「ガスキン バイク」で検索してみたら戦車がいっぱい出てきました。 で、チキンを早々に切り上げたハリー。ロンの部屋へ向かいます。 そこではロンがベッドでくつろいで、ハーマイオニーが何やら荷造りをしていました。 やっと3人でホークラックスを壊す旅についての話し合いができそうです。 ハリーはマッド・アイの死やジョージの耳についてとてつもなくショックを受けている様で、 やっぱり2人はついてこない方がいいんじゃないか、みたいなことを言い始めました。 つい怒鳴ってしまったハリーに、ロンが「彼女にそんな言い方するなよ」とかゆったりして ほのかにロンハーの空気がします。なんだろう、ロンがやたらハーを庇う。 ロンとハーマイオニーはそうとう真剣に覚悟しているようです。 ハーは、両親の記憶をいじって別人だと思わせてオーストラリアに移住させてしまいました。 そうすれば両親に被害はないし、ハー自身も外国に行っただろう、と思わせることができる、と。 ロンは「屋根裏おばけ」にパジャマを着せて身代わりにするようです。 描写からして皮膚の色やら臭いやらが尋常ではないのですが… どうも妙な病気にかかったことにするらしいです。そうすればわざわざ誰も近寄らないだろう、と。 そうやって2人が別のところに居るフリをすれば、ハリーが新学期に学校に戻らなくても まさか3人で何かを企んでいるのでは、と魔法省やらに勘繰られることもないだろうという作戦らしいです。 ハリーもそれ以上は反対できず、議題はホークラックスへ。 「どうやって壊すとかまさか本で調べるつもりじゃないだろう?」と、ハーを皮肉るロン。 「ええ、そのまさか!」とハー。 ダンブルドアは分霊箱についての本を図書館から取り除きはしたけど、 校長室に保管しただけで廃棄したわけではないだろうと考えた彼女は、 なんとダンブルドアの葬式のあと、女子寮でアクシオで呼び寄せたらしいです。 すげええ!さすが! で、本によれば、 ・分霊箱は魔法で修復できないほどに破壊しなければいけない。 →しかしそんなことができるもの(例:バジリスクの毒牙)はとても危険なので、 迂闊に持ち歩いたり出来ない、という問題点が。 ・分霊箱は、ヒトと正反対の存在である。 →例えば、ハーの手元に剣があって、ロンがそれに突っ込んできたとしても、 そのことでロンの魂を傷つけることはできない。(そりゃ最高だね!とロンが言った) 肉体は破壊されるけれど、その魂まで触れることはできない。 しかし分霊箱は、その中のものを破壊しなければ器も壊れない、ということらしい。 ここでモリーが部屋へ入ってきて、話し合いは中断。 翌日、デラクール夫妻とガブリエルちゃんがやって来ました。 ガブリエルちゃんがハリーに熱っぽい視線を送ると、ジニーが大げさに喉をならしたりして。 ハリー、もてるね!モテ男はつらいね!天国でパパもよろこんでるよ! あ!!チャーリーが帰ってきました!!ビルの花婿付添い人ですって!! よかったねチャー兄ちゃん!やっと出番だね! さて、明日はハリーの誕生日です。 ▲ □ ▼ CHAPTER 7 : THE WILL OF ALBUS DUMBLEDORE 7章、ダンブルドアの遺言。または遺志。 ハリーは夢の中でどうも山奥の光景を見ています。 ん?誰かが歩いてる?それとも歩いてるのはハリー? ロンに揺さぶられて目が覚めました。 「グレゴロビッチって誰だい?」とロン。 「誰?」とハリー。 「僕が知りたいよ、寝言でずっと言ってたんだ」とロン。 しかしハリーには思い当たりません。 まあ、とりあえず17歳の誕生日がやって来た、ということで。 さっそく手元にあるのにも関わらずメガネをアクシオするハリー。 呆れつつもハリーにプレゼントをくれるロン。 本のようです。まさかロンから本を貰う日が来るとは、とハリー。 失礼だなハリーとか思う間もなく、本のタイトルに爆笑。 「失敗しない 魔女を口説く12の方法」だってさ!! フレッドとジョージから貰った?らしいです。なっとくー。 ロンは、もっと早く読んでればラベンダーと云々。 キッチンにはプレゼントの山が。 ウィーズリー夫妻からは、ロンが17歳の誕生日に貰ったのと似ている腕時計。 魔法界では、子供が成人したときには腕時計を贈る習慣があるそうです。 新品が買えればよかったんだけど親戚の中古でちょっと凹んでるけど― と喋るおばさんを無言でハグするハリー。 言葉にできないくらいの想いを伝えようと、ぎゅーっとしています。 おばさんにも伝わったみたいです。 良い人だなあモリーさん…きっとリリーも喜んでるよ…!! ビルとフラーからはかっこいいカミソリ。 デラクール夫妻からはチョコレート? ハーマイオニーからは新品のスニーコスコープ。 双子からは今年も箱いっぱいにW.W.Wの商品。 おっと!ここでジニーから「ハリー、ちょっといい?」とお誘いが! ジニーの部屋へ通されるハリー。いい感じにかわいい部屋です。 あーそれでまあぽつりぽつりと話をするうちになんか プレゼントはわたし的な雰囲気になってチューしてたらロンが部屋に乱入してきました! シスコンめ!いい雰囲気だったのに!(訳してて恥ずかしかったけど!) ロンは、もう別れたんだったら気を持たせるようなことするな!とかなり怒ってます。 わかった、もうしない、とハリー。 それから、迂闊にジニーと2人きりにならないようにお互い気を遣いまくるように。 モリーさんは、チャー兄ちゃんの髪をも切ろうとしています。 チャー兄ちゃん、ビルみたいに「ダメ、ママ」って言わなきゃ! で、ハリーの誕生日パーティディナーが始まります。 ルーピンと新妻がやってきました、よ! 輝かんばかりの新妻に比べて、かなり元気がなく、いっそ悲しそうなルーピン。 いったいどうしたのか。 ハグリッドも来ました。 ハリーへのプレゼントは、モークスキン?のサイフというか小物入れ。 この中に入れた物は、所有者以外には絶対に取り出せないとか。 ハグリッドはチャーリーを発見。 ドラゴン仲間で仲良しなので、ハグリッドの呼びかけに応じてやってくるチャー兄ちゃん。 ああ!チャー兄ちゃん、けっきょく髪は切られてしまったようです。 残酷なまでのショートカットって。ベリショですか?それはそれで、いいと思う。 ノーバートは元気か?というハグリッドに、笑ってこたえるチャー兄ちゃん。 ノルウェー・リッジバックのことかい?ぼくらの仲間じゃ、彼女はノーバータって呼ばれてるよ。 おおぅ、ノーバートは女の子だったようです。 どうしてわかるのか、といえば、「より凶暴だから」らしいです。がんばれチャー兄ちゃん! で、特大サイズのスニッチ型ケーキが運ばれてきたとき、 突然イタチのパトローナスが現れて、アーサーの声が響きました。 「これから行く。大臣も一緒だ」と。 それが耳に入るや否や、「すまないハリー、わたしたちは居ない方がいいようだ」とかって 新妻の手をひいて帰ってしまったルーピン。ああ…そうね、夫婦だもんね… 大臣とアーサーがやってきました。 きみたち3人に話がある、と言って、ハリーとロンとハーは大臣と一緒にリビングへ。 アーサー用の肘掛け椅子に座ったりして、他人の家でふてぶてしいです、大臣。 どうもダンブルドアの遺言がみつかって、遺品を渡しに来たようです。 魔法省がそれらを検めていた事実をめぐって激しい論争をするハーとスクリムジョール。 魔法省側の、できれば渡したくない態度がバレバレです。 なんとか押さえ込んで、遺言の発表がなされることに。 「ロナルド・ビリウス・ウィーズリーに、 いつでも自分のことを思い出しせるように、『火消しライター』を贈る」 火消しライターは、とてつもない高級品だそうです。 しかもなんだ、ダンブルドアお手製だとか。 「ハーマイオニー・ジーン・グレンジャーに、 娯楽と教訓を得られるよう、『詩人のビードルの物語』を贈る」 どうやら古いルーンの本らしいです。 「ハリー・ジェームズ・ポッターに、忍耐と技術を彼に想起させるものとして、 彼がホグワーツにおける最初のクィディッチで捕まえたスニッチを贈る」 ハリー、ちょっとがっかり。 しかしどうも、スニッチには記憶があるらしいです。マジで!? スニッチは製造の段階から、職人ですら素手では触らないそうで、 いちばん初めにそれを捕まえたひとの感触?を覚えているとか。 で、そのひとにしか、そのスニッチは開けられない、と。 しかし大臣からスニッチを手渡されても、特に何の変化もありませんでした。 大臣がっかり。ハリーもがっかり。 ハリーへの遺品の2つ目は、グリフィンドールの剣だそうです。 しかしこれは歴史的に相当な価値があるので、 人に譲ったりできるような個人の所有物とは認められない、とのことで。 その後、去年のクリスマスのようにハリーと嫌味の応酬をして大臣は帰っていきました。 パーティ後、ロンの部屋。 ハリーのホグワーツでのデビュー戦は、スニッチを呑み込みかけたじゃないか、ということで。 ハリー、スニッチを口にイン。 吐き出してみると、表面に文字が! "I open at the close." まったくわかりません。 閉めるように開けなさい、とか 終わりごろに開けなさい、とか、色々な意味にとれます。 詩人ビードルの本については、ロンが以外にも知っていました。 魔法界のおとぎ話はビードルが書いたものらしいです。へえー。 そして明日は結婚式です。 ▲ □ ▼ CHAPTER 8 : THE WEDDING 第8章、結婚式。 副題で迷わなかったのはひさしぶりな気がします。 結婚式当日になりました。 ハリーは、オッタリー・セント以下略村のマグルの赤毛の少年にポリジュースで変装。 どうやらウィーズリー家の膨大な親戚にかこつけて、「いとこのバーニー」をでっちあげるようです。 人がいっぱい来ています。 ハリーとロンと双子はゲストを席に案内する係だとか。 アーサーの元同僚のパーキンスさん フラーのともだち?のフレンチ・ガールたち ルーピンとドーラ(ドーラは今日はブロンド。ルーピンはやっぱり悲しげ) おあ、ラブグッド・パパが出ましたよ!ゼノフィリウス・ラブグッド。 ルーナ並にヘンな格好です。それに黄色いローブに、目のマーク? あー、ミュリエルおばさんも来ました。 107歳だとか。フラーがフランス人なのが気に食わない模様。 そしてロナルドをジネヴラと見間違えたとかゆってます。 なんか、けっこうイヤーな感じのばあさんです。病気のフラミンゴのよう、らしい。 双子もミュリエルは嫌いらしくて、ビリウスおじさんがいればなー、とかゆってます。 どうも相当なパーティ人間だったらしいです。グリムを見て24時間以内に死んでしまったけど。 クラム来た!! フラーが招待したらしい。さっそくハーにアプローチ。 んん、しかしクラムはフラーの親戚のヴィーラさんたちにモテモテですね。 式が始まりました。 牧師(神父)はダンブルドアの葬式のときと同一人物だって。 あージニーがかわいいです。うん。 そして誓いのあとはダンスパーティに。 3人組とルーナで座っていたけれど、ルーナがひとりでふらっとワルツに行ってしまいました。 空いた席に来たのは、やっぱりクラム。 しかし3年前とは違うぜ、ロン。何たって「本」も読んだぜ、ロン。 ハーをダンスに誘うことでクラムから遠ざける一石二鳥作戦に成功しました。 とつぜんクラムが、ルーナ・パパを批判し始めました。 クラムいわく、あの目のマークは闇の魔法使いグリンデルバルドのシンボルだとか。 グリンデルバルドはダームストラング出身で、彼が学生の時に彫ったそのマークが残っているらしい。 クラムは、親族をグリンデルバルドに殺されているので、 ルーナ・パパがそのマークをつけているのが気に食わないようです。 クラムが杖を出したとき、ハリーは唐突に「グレゴロビッチ」を思い出しました。 クラムの杖を作ったおじいさんだそうで。 オリバンダーより腕がいい、とクラムはゆってますが。 クラムがジニーをかわいいと言い出したので、ハリーがすごく嫌味げに牽制しました。 クラムは気分を害してどっか行ってしまったよ。 あ、双子はフレンチ・ガールを暗がりに連れ込んだようです。この2人モテるね! チャー兄ちゃんとハグリッドたちは「英雄オドの歌」を歌っています。 ハリーはエルフィアス・ドージさんのテーブルへ。 ダンブルドアの追悼記事を書いたひとで、騎士団員でもあるらしい。 2人でダンブルドアについての話をして、リータの本の批判をしようとしたところに、 「おやリータ・スキータかい?わたしゃ彼女が大好きなんだ!」とミュリエル乱入。 リータ批判とダンブルドア批判がふたりの老人の間で交わされ始めます。 なんか、かなり意外なことばっかりミュリエルから語られました。 ・ダンブルドアはスクイブの妹を始末した? ・母ケンドラは妹のアリアナを貯蔵庫にとじこめてた? ・アリアナは体が弱いとか言ってたのに聖マンゴには連れていかなかった? ・アリアナがケンドラを殺した? ・アバフォースがアリアナの葬式でアルバスの鼻を吹っ飛ばした? ・魔法史の教科書の著者のバチルダとミュリエルの母が仲良しで、バチルダがいうには、 アリアナが死んだのはアルバスのせいだ、とアバフォースが叫んで殴ったとか? ・ダンブルドア一家はゴドリックの谷に住んでいたので、ケンドラとアリアナの墓がそこにある? ハリー混乱。 そんなことはひとつも教えてくれなかった、 リリーとジェームズの墓のすぐそばにダンブルドアの母と妹が埋まっているのか? ダンブルドアは、自分とまったく同じ境遇じゃないか… 呆然とするハリーをハーマイオニーがつかまえたとき、 ヤマネコのパトローナスが会場に現れ、キングズリーの声が響きました。 「魔法省は落ちた。スクリムジョールが死んだ。やつらはそっちへ向かっている」 ええええぇぇえマジでえ!? ▲ □ ▼ CHAPTER 9 : THE PLACE TO HIDE 『隠れ穴』から一転、隠れ家へ。第9章。 魔法省が落ちたので、騎士団と魔法省とで『隠れ穴』にかけていた守護の呪文が切れました。 もうみんな自由に『姿現し』だの『姿くらまし』だの出来るようになってしまいました。 式のゲストたちは逃げ、フードを被った人たちが大挙してきました。 ルーピンとドーラが一緒に「プロテゴ!」と叫んだ姿に夫婦を感じたのはさておき、 ハーマイオニーが、ハリーとロンを捕まえてその場で『姿くらまし』。 ん?どっかよく知らない通りに出ました。ハーによれば「Tottenham Court Road」だとか。 ハリーとロンが場所を理解してなかったので、ハーは「つきそい姿くらまし」をしたようですね。 ハリーは皆の安否を確かめるために隠れ穴に戻ろうと主張しますが、 奴らの狙いはハリーなのだから戻ったらますます危険になる、とハーに言い含められました。 ハーは、ビーズのパーティ・バッグを魔法で拡張して、 居るものをすべてバッグの中に詰め込んでいたようです。すげえ! ここはどうも漏れ鍋に近いらしいです。え?ハーの実家の近く? ハリーは透明マントを被って、とりあえずナイト・カフェで休憩することに。 それからどこか田舎の方へ『姿くらまし』して、そこで伝言パトローナスを送ろう、という作戦。 カフェの雰囲気がなんか妙だなあー……と思ったらウェイターが死喰い人でした!!! 一気に決闘モードになるカフェ内。こえええ!最終巻ってこえええ!! なんとか3人の勝利。お、ウェイターはドロホフと…ロウル?だったようです。 それにしても、もう17歳で成人になったのだから、魔法省の監視下ではないはず。 なのにこんなに早く追っ手がくるとはどういうことか? ロンの火消しライターでカフェ内を暗くして、緊急会議。 さてどこに行くべきか? ハリー「グリモールド・プレイスだ」 とうぜん反対する2人。死喰い人が入ってくるかもしれない、とか。 しかしハリーがスネイプが居たらそれはそれでラッキーで決闘してやる、という勢いなのと 他に手が無いのも事実なので、3人はブラック家の屋敷へ姿現しで向かいます。 屋敷の中はほとんど一緒なのですが、トロールの足の傘たてが転がされていたりして、 なんか雰囲気が妙です。誰かが侵入した形跡があるようで。 その時マッド・アイの声で「セブルス・スネイプか?」と!! 生きてたの!? と思いきや、そうではなく、スネイプだけに反応する「舌縛り」の呪文だったようです。 恐る恐る進む3人。マッド・アイの呪文はもう1つあるはず…… ぎゃあー!!!!ホラー!!!! カーペットから髪と髭が腰くらいまである人物のミイラのようなのが生まれて迫ってきた!! こわい!めっちゃこわい!! 「僕じゃない、あなたを『殺した』のは僕じゃない―!!」 とハリーがいうと、『殺した』に反応して、そのミイラみたいのが弾けてホコリの山になりました。 い、い、い、いつからこの屋敷はホーンテッド・マンションになったの…!? ハーマイオニーの悲鳴で目覚めたミセス・ブラックをハリーが黙らせました。 「い、今のって…」と、ハーマイオニー。 「ああ…彼だ。でも本物じゃない。スネイプを脅かす偽者だよ」とハリー。 スネイプはここに来たのだろうか? そして、さっきの彼も殺したのだろうか―本物のダンブルドアを殺したように。と、ハリーは思った。 ということは、さっきのホーンテッドはダンブルドアなんですか?! えぐいよ!これはスネイプ本人だったらかなりホラーだよ! とりあえず、屋敷の中に他の人間はいないようです。ハーはどんだけ呪文知ってんだろう。 そうしているとハリーの傷がまた痛み出しました。 心を閉じろ、とハーマイオニー。閉じなかったせでどういう結果になったか忘れたの? ああ、もちろん覚えてるさ、とハリー。シリウスのことを思うハリー。 その時、アーサーのパトローナスが来て、 「家族は無事だ。返事はいらない。見張られている」と告げました。 とりあえずみんな無事でよかった…! ハリーの傷の痛みは最高潮に。トイレにかけこむハリー。 また光景が流れ込んできます。 ヴォルデモートがロウルをかなりお仕置きしています。 逃げられたとはどういうことだ!みたいな。 「ドラコ、我々の失望を思い知らせてやれ…やるんだ!それとも自分の身で味わいたいのか!?」 歯ブラシいる?なんてハーマイオニーの台詞がひどく場違いな。 ▲ □ ▼ CHAPTER 10 : KREACHER'S TALE クリーチャーのお話。 聞きたいような、聞きたくないような、ブラック家、第10章。 その晩はリビング?で寝袋で雑魚寝のようです。 ロンがいやにジェントルなので、ハーはソファの上なのですが、 ソファから垂れたハーの手がロンのすぐそばだったので、明け方に目覚めたハリーは思わず、 「手をつないで寝たんだろうか」なんて考えちゃって、寂しい感じです。 それに、ミュリエルの話がダンブルドアへの不信感を募らせていきます。 ハリーは屋敷の散策に。 2年前にロンと使った寝室は荒らされていました。フィニアスは不在。 どの部屋も、何かを探したかのように散らかっています。 ハリーは2つしか部屋のない最上階へ。シリウスの寝室です。 今までハリーも入ったことがないらしく、ちょっとわくわくしています。わたしもしてます。 これまでの部屋と同じように荒らされてはいますが、広くて、豪華な部屋です。 壁にはグリフィンドールの旗?とか、たくさんのバイクのポスターとか、 マグルの女の子のビキニのポスターとかが貼られています。 ビキニ!!!どうしよう、笑いすぎて窒息しそう!! それがマグルのだってのが更にシリウスらしすぎてかわいすぎでもう!! ハリーも「シリウスの神経に感心した」とか書いてあるし! おじさん!名付け子に感心されてるよ!! やばいやばい。 壁にある魔法界の写真は、といえば、ホグワーツの制服の4人の少年が写っています。 おああああ!!ローリングさんはこの章で何人の乙女を殺す気でしょうか!? 4人は肩をくんでとても仲がよさそうです。ああ…! 左から、リーマス・ジェームズ・シリウス・ピーター。 シリウス、傲慢そうな、とか書かれてるけどハンサムなもんはハンサムなんだよ! ハリーは写真を壁から剥がして持っていこうとしましたが、できませんでした。 魔法でくっつけてある感じです。 床には紙切れが何枚か落ちてます。 拾い上げるハリー。(きみは全世界の乙女の心をよくわかっているね) 1枚目。古い版の魔法史の教科書の切れ端というか一部。 2枚目。バイクのマニュアル。 3枚目。…ディア パッドフッド の お手紙 です。 ちょ、ちょっと興奮冷めやらない感じなので全文訳のせときます。 コチラ。 リリー!!! いい感じです。ポッター夫妻、とてもいい感じ。 で、中途半端に切れているのが気になって2枚目を探すハリー。 ちゃっかり同封されていた写真は見つけましたが、2枚目は見つかりません。 ハーマイオニーが探しに来ました。 そりゃ起きてハリーが居なかったらビックリだよ。 さあ、戻りましょう、とハーと一緒にシリウスの部屋を出て、ふと気付くハリー。 Without the Express Permission of Regulus Arcturus Black レ、レ、レ、レ、レギュの部屋!!!! ああ、なんか「パーシーのような几帳面な字」というのがもうツボです。 どうしよう10章。ありがとう10章。 R.A.Bが見つかった、とハリー。ロンとハーを急いで呼びます。 そして鍵をアロホモラして部屋に入る3人。 部屋は、兄さんのものよりはいくらか小振りな感じです。でもやっぱり豪華。 内装はほとんどスリザリン。壁の写真にはスリザリンのクィディッチ・チームが写ってます。 兄と同じ黒い髪に偉そうな顔立ちで、でも兄の方が少し大きくてハンサムなレギュ。 ポジションからして、シーカーだそうです。ちょっと意外!クィディッチやったんだ! ヴォルデモートの記事のスクラップはあるものの、アクシオでも例のロケットは見つかりません。 部屋中をひっくり返して探しても見つかりません。 とつぜん閃くハリー。クリーチャーだ! 2年前掃除をしたときにキャビネットのものを自分の巣に持って帰ってたじゃないか、と。 そこでキッチンの巣を検めてみたものの、死んだネズミしか出てきません。 仕方なく、クリーチャー召還。 どこへやったのか、と聞いてみると、「盗人のマンダンガス・フレッチャーにすべて取られた」とのこと。 「レギュラス坊ちゃまのロケットもとられたのでございます!」みたいな。 『レギュラス坊ちゃまの』という所に引っかかるハリー。 レギュが何をしようとしていたのか、どういう経緯があったのか、クリーチャーに聞いてみます。 いわく、 ・シリウスが家出したあと、レギュは頑張って家のために尽くしていた。(クリーチャー目線) ・16歳のときにレギュは死喰い人に加わった。 ・ある時、ヴォルデモートが屋敷しもべを必要としているとかで、レギュはクリーチャーを推した。 ・クリーチャーはヴォルと例の海岸の洞窟へ行った ・水盆の毒をクリーチャーに全部飲ませて、ヴォルはロケットを仕込み、毒をまた満たすと、一人で帰った。 ・湖の水を飲もうとして、クリーチャーはインフェリによって水中に引きずりこまれた。 ・ちょうどレギュが帰ってくるよう命令したので、妖精の魔法で姿くらましできたから助かった。 ・それから少しして、レギュはクリーチャーに、その洞窟へ連れて行くよう言った。 ・クリーチャーはヴォルのやった通りに、レギュを水盆までつれていった。 ・レギュは、偽のロケットを渡し、摩り替えるように命令した。 ・誰にも話さず、摩り替えた本物のほうを壊すように、とも命令した。 ・最後に、自分を残して屋敷に戻れと命令して、レギュは毒を飲んだ。 ・レギュは水中に引きずりこまれた。 レ、レギュラス!!!! シリウスの口ぶりでは、誰かを殺す直前に怖気づいたような感じがしていましたが、 ぜんぜんそんなことなかったよ!!むしろ兄より重要な役のよう…な… クリーチャーは、自分に優しくしてくれた人たちに忠実なだけだった。 ミセス・ブラック、レギュラス、ベラ、ナルシッサ。 シリウスは対応を間違えたんだね… でもきっと、レギュのその経緯を知っていればまた違った結果になってたんだろうなあ… ハリーはクリーチャーにレギュのロケットをあげて、 「レギュの死を無駄にしないために本物のロケットを見つけなければいけない」と言って、 マンダンガスを連れてくることをお願いしました。 この章はブラック家のための章でした。 ▲ □ ▼ |