CHAPTER 1
CHAPTER 2
CHAPTER 3
CHAPTER 4
CHAPTER 5 CHAPTER 6 CHAPTER 7 CHAPTER 8 CHAPTER 9 CHAPTER 10 CHAPTER11 CHAPTER12 CHAPTER13 CHAPTER14 CHAPTER15 CHAPTER16 CHAPTER17 CHAPTER18 CHAPTER19 CHAPTER20 CHAPTER21 CHAPTER22 CHAPTER23 CHAPTER24 CHAPTER25 CHAPTER26 CHAPTER27 CHAPTER28 CHAPTER29 CHAPTER30 CHAPTER31 CHAPTER32 CHAPTER33 CHAPTER34 CHAPTER35 CHAPTER36 ExCHAPTER * CHAPTER 36 : THE FLAW IN THE PLAN 奇跡の生還、36章、計画の欠点(不備、穴、不調和)。 ハリー、奇跡の生還。 森の地面に突っ伏しています。目を開けずに耳だけを澄まします。 ん?ヴォルも体勢を崩していたようです。 死喰い人たちが嫌に静かです。 ヴォルはハリーに近寄るのを恐れているようで、「確かめろ」と誰かに命令。 柔らかい手がハリーの心臓のあたりに触れました。 耳元で「ドラコは無事なの?城にいるの?」と微かな声が。ナルシッサ! ハリーもナルシッサにだけ聞こえるように「イエス」と言います。 「死んでいます!」とナルシッサ。契約成立? ようやく喜びまくるヴォルと死喰い人たち。 ヴォルが死んだフリをしているハリーをいたぶりまくります。 あたかも激しい戦闘があったかのように見せたいらしい。見栄っ張りめ! そのままハリーをハグリッドに持たせて、一行は校庭へ向かいます。 途中でベインとかケンタウルスがいっぱい見てきました。 ハグリッド怒る。「また予言か!いつも傍観ばっかりだ!」みたいな。 森の外に出ました。 ディメンターの傍を通ってもぜんぜん大丈夫です。 『プロングズが心の中にいるようだ』らしいです。 ハリーを足元に置いて、城に向けて勝利宣言をするヴォル。 「ポッターは死んだ!逃げようとしたところを殺した!全員城から出て来い!」 マクゴナガル先生の悲痛な声が響きます。 その時、ヴォルに突進する人影が。 ネビル!!! ハリーのお願いどおりに、ナギニを殺そうとしてくれたらしい。ネビル…! でもやっぱりあっさり抑えられちゃう。 「ロングボトムのガキです、闇払いの夫婦の息子です」とベラ。 ネビルも純血なわけだし、なかなか気に入ったらしいヴォル。 「ヴォルデモート卿は勇敢なものを評価する。 これから必要なのはおまえのような人物だ。死喰い人に入れてやろう」とヴォル。 「ダンブルドア・アーミーが滅ぶまで戦ってやる!」とネビル。 ネビルめっちゃかっこいい…!きみはグリフィンドールだよ! 「残念だ」と言って、ヴォルはネビルに組み分け帽子をかぶせ…点火!? 燃える!ネビル燃える! しかしその時、たくさんのことが同時に起こりました。 城壁の向こうから人がいっぱい来るような音がして、 グロウプが吼え、ヴォル側の巨人が走り出し、 足音がして、森の方から弓矢が雨のように降り注ぎました。 ハリーはその隙にマントを被ってネビルの元へ走りよる。 ネビルも同時に動き、帽子からシルバーの柄にルビーにはめ込まれたものを取り出し、 ナギニの頭を切り落とす!!!ネビルすげええええ!! 「ハリーはどこだ?」と気付いたのはハグリッド。 マントに隠れてヴォルとネビルの間に盾の呪文を張ってるよ。 城壁のむこうからセストラルとビーキーがやって来た! もう、「第二次ホグワーツの戦い」が勃発って感じです…! ヴォルは城の中へ。 ハリーも追って城の中へ。 チャーリーとスラグホーンが、ホグズミードの人たちや、 ホグワーツ生の親たちを引き連れてやって来ました。 ロナン・ベイン・マゴリアンらケンタウルスも来ました。 厨房からは、「我が勇敢なる主・レギュラスの名のもとに!」とかって クリーチャーが屋敷しもべ妖精を率いています。 すげえぇえぇええ!!! かなり優勢! 大広間。 ヤクスリィがジョージとリーに押さえつけられ、 ドロホフはフリットウィックに押さえつけられ、 マクネアはハグリッドにぶん投げられ、 グレイバックはロンとネビルに押さえつけられ、 ルックウッドはアバフォースにスタンさせられ、 Thicknesseはアーサーとパースに押さえつけられ、 マルフォイ夫妻は「ドラコー!」と言いながら走っていきました。 ヴォル対マクゴナガル・スラグホーン・キングズリー! いっぺんに3人相手ですか! すぐ近くではベラもご主人様と同じように1対3の決闘をしています。 ベラ対ハーマイオニー・ジニー・ルナ! そこへ突っ込んでくるモリー・ウィーズリー! 「うちの娘に手をだすなこのアバズレ!!」…モリー? 「どきなさい!!」と言って、モリー対ベラがはじまりました。 すごい迫力です。モリー強かったのね! 援護しようとする仲間にも「あいつは私が倒す!」と言って譲りません。 「あんたが死んじまったらかわいそうな子供たちはどうなるだろうねえ?」とベラ。 「あんたが、かわいそうなフレッディーみたいに死んじまったらねえ!」 それは禁句!! ベラがばかにしたような笑いをうかべます。 そう、まるで、シリウスがベラと決闘したときに浮かべたような。 ハリーは、このあとどうなるのか、悟りました。 モリーの呪文がベラに当たり、ベラが崩れ落ちていきます。 ブラック家のおばかさんたちはそういう負け方しかできないんですか!!!? さすがイトコ! ヴォルが吼えました。 マクゴナガル・スラグホーン・キングズリーがふっとばされました。 つ、つえぇえ…! ヴォルがそのままモリーに杖を向け、呪文を唱えかけたところで ハリーが「プロテゴ!!」と叫んでマントをついに取りました。 ハリー!!生きてた!!という歓声に包まれる城内。 ヴォルとハリーの一騎打ちがはじまります。 円を描くように、お互い等間隔の距離をあけながら喋る2人。 「いつまで経っても学習しないんだな、リドル」 「貴様よくも―」 「僕はお前が知らない、大切なことをたくさん知っている、トム・リドル」 「俺様がアルバス・ダンブルドアを殺したんだ!」 「そう思ってるだけだ。お前が自分の召使いだと思っていた人物と 示し合わせただけだ。セブルス・スネイプはお前のものじゃなかったんだ。 ダンブルドアのものだった。スネイプのパトローナスを見たことがあるか?」 「彼のパトローナスは雌ジカだ、僕の母と同じように。 彼は僕の母さんを愛していた、子供のときからずっと。 彼がお前に母さんを殺さないように頼んだだろう?」 「あいつは女を欲しがった、それだけだ。 しかしあの女が死んでからはもっとふさわしい純血の女にすると―」 「そう言っただけだ。スネイプはずっとダンブルドアのスパイだった! ダンブルドアはスネイプが手を下す前に死んでいたんだ!」 「それがどうした!スネイプは俺様が3時間前に殺した! ダンブルドアはスネイプをElderWandの主人にしたかったようだが、 ジジイの計画は失敗した、杖の主人は俺様だ!」 「僕を殺そうとする前にひとつ忠告しておくよ。 自分がしたことを悔やむんだ。それがお前に残されたただ1つの希望だ」 「貴様―」 「そうさ。だってダンブルドアの計画は失敗したけど、 それはお前にとって裏目に出ただけだからな!」 「杖はまだちゃんとした効果を発揮しないだろう?お前は間違った人物を殺したんだ。 スネイプは杖の主人じゃなかった、スネイプはダンブルドアを殺してはいなかったんだ」 「奴は殺したはずだ―」 「聞こえなかったのか?スネイプはダンブルドアを殺していない! 死は計画されたものだった、ダンブルドアは殺されることなく死んでいった。それが狙いだ。 新たな主人を認識させることなく死んでいくのが狙いだったんだ!」 「しかし俺様はダンブルドアの墓から杖を奪ったんだ!力は俺様のものだ!」 「まだわからないのか、リドル? 杖はダンブルドアが死ぬ前に新しい主人をみつけてしまったんだ」 「ダンブルドアを武装解除したドラコ・マルフォイが杖の主人だ」 「貴様を殺し、ドラコ・マルフォイを殺せばすむことだ!」 「もう遅い。僕は1週間前にドラコの杖を勝ち取った。これがその杖だ。 お前のその手の中の杖は、最後の主人が武装解除されたことを知っているかな? そうだとしたら、僕が本当の杖の主人だ」 まままままじで! グレゴロビッチ→グリンデルバルド→ダンブルドア→ドラコ→ハリーってことですか? 「アバダ・ケダブラ!」 「エクスペリアームズ!」 2つの呪文がぶつかって、ヴォルの杖が宙を飛ぶ。 シーカーの動体視力を持ってすればこの薄暗く土ぼこりの舞う中、杖を掴むことは簡単です。 ハリーはElderWandを手に入れ、 トム・リドルは自らの呪文のリバウンドで、床に崩れ落ちた。 お、終わった?もう?あっけなく? 城中が狂喜乱舞しています。 大団円が始まりました。 ハリーは真の英雄になったわけで。 死喰い人たちは次々と逮捕され。 キングズリーなんて一時的に魔法省大臣になっちゃって。 「あたしがハリーだったら、今は休ませてほしいと思うけどなあ」とルナが来て言いました。 「うん、そうしたいよ」とハリー。 「あたしが皆の気を逸らすから、マントを使いなよ」 あああーあそこにBlibberingHumdingerがいるよ!と叫ぶルナ。 きみはやっぱり最高だ。 マントをかぶってホールを抜けるハリー。 2人で歩いていたロンとハーに声をかけ、一緒に校長室へ向かいます。 ピーブズが歌ってます。 "やったぞ 俺たちは勝ったぞ ポッターはやったぞ ヴォルディはやられたぞ さあ お祭りだ!" 校長室で、歴代校長に拍手で迎えられるハリーたち3人。 ダンブルドアの肖像画に話しかけます。 「スニッチの中に隠されていたものは、森の中で落としてしまいました。 正確な場所はわかりません。でも僕、探しません。いいですか?」 ダンブルドアが賛成しました。 「イグノータスの贈り物は受け継ぐつもりです」 「それがよかろう」 「それから、杖なんですが、僕は要らないんです」 「きみ、正気か!?」(ロン) 「これが強力なのは知ってるさ。でも僕、こっちの杖の方がいいんだ」 校長室の机に、ヒイラギと不死鳥の杖を置くハリー。 そしてElderWandで「レパロ!」 ハーはもう直せないと言ったけど、ElderWandなら可能なのです。 「この杖はもとあった場所に戻しておきます。 僕がイグノータスのように自然に死んだら、杖の力は打ち砕かれる」 ロンがもったいねーもったいねーと言っていますが、ハーは賛成のようです。 お腹がすいたハリー。 クリーチャーがサンドウィッチでも持ってきてくれるだろうか、と考えます。 「この杖は価値以上の災厄を招くんだ。 正直に言って、僕はもう、人生でトラブルはたくさんだよ」 そうだよね。 ハリー、おつかれさま! ▲ □ ▼ Ex-CHAPTER : 19years later... ハリー・ポッター、まさかの未来オチ。 19年後。せっかくなので全文訳を載せておきます。重い!すいません。
▲ □ ▼ AFTER READING : MY SENTIMENT というわけで、HarryPotter and the DeathlyHallowsでした。 ひとことで言えば。 親世代全滅。 ローリングさんが「2人死ぬ」と言っていたので、 マッド・アイとセブルスで2人かな?と思っていたので、 まさかリーマスまで持っていかれるとは思いませんでした。 カンバック! ・ハリー 本当に成長したねえ、としか言えません。 ちゃんと自分の意見を言えて、間違ったときには謝って。 子供が読む物語としてはハリーの勝利以外はないんでしょうが、勝ってよかったです。 それにしても19年後。 ジェームズ(息子)はジェームズ(父)にそっくりですね! ハリーのマントはジェームズ(息子)にあげたのかなあ。 「アルバス・セブルス」のシーンはめっちゃ感動。 セブとしては、セブルス・ポッターなんて名前はあんまり嬉しくないかもしれないけど。 というかハリーは何の仕事をしてるんだろうね?闇払い? ・ロン&ハー オアシス。ロンが居ないと、雰囲気が殺伐としすぎてつまらんです。 ずっとハリーの友達でいてくれてありがとう! なんだかんだ言っても最初っからずっとラブラブだったもんね! 19年後。 ローズ(Rose)はきっとロン(Ron)から取ったんだよね。 で、ユゴー(Hugo)はハー(Hermione)からかな。 母はシェイクスピアで、息子はヴィクトル・ユゴーだなんて、文豪親子ですね。 ローズがアルバスと同い年で、ユゴーがリリーと同い年なのかな? ホグワーツでわいわい騒いで欲しいです。 ・ネビル ハリー以上に成長したね! 巻を追うごとに勇敢になっていったけど、まさかナギニを討つまで成長するとは。 ネビルだって7の月が死ぬときに産まれた子だもんね。 彼を無視したことも「計画の欠陥」のひとつだったのかな。 19年後。 プロフェッサー・ロングボトム! 薬草学!すごい!これでルナと結婚してたりしたらもう言うことない! ・ウィーズリー兄弟 まず、ビル。 7巻ではあまりにスマートな物腰が多くてステキでした。 フラーとお幸せに。 そしてわたし、たぶんビクトーレ(Victoire)はビルフラの娘だと思ってる。 ハリーは一人っ子だから、ジニーの兄弟の娘ってことは判明していて、 なおかつ名前のスペルが英語系じゃない、ということで。 それに19歳のテディとチューするくらいだし、 ハリーの息子たちよりちょっと年上なのかな?って感じなので、 ビルフラの娘だとしたらとってもしっくりくると思います。 チャーリー。 何気に一番好きなんですが出番が少なくて悲しいです。 「ホグワーツの戦い」あたりで殺されちゃってもおかしくなかったので生き残ってくれて安心。 結婚しないの?一生ドラゴン追い続けるの? パーシー。 バカ!素直になれなくて結局7巻まで絶縁するとは思いませんでした。 もっと早く戻ってきてほしかった。 でも、その確執を完全に除くにはきっと大臣と戦う必要があったわけで。 そうしたら7巻まで引っ張ってもしょうがないのかも。 19年後。 ホームにいるのはお見送りですか? 駅員に就職したわけではないですよね? そういえばペニーとはどうなったのよ? 双子。 まさかフレッドが死ぬとは思わなかった… いや、でもまだ4巻も出てないころにそんな噂があった気がする。 ジョージはひとりでW.W.Wを続けるのでしょうか。 幸せになってねジョージ…! ジニー。 巻を追うごとにステキになっていく彼女。 7巻では誘い受けのような雰囲気まで出して、モテ女王。 19年後。 リリー(母)のようにすてきなママになってるんだろうな。 もう、ハリーの理想の家庭だよね。 結婚式で、ハグリッドあたりがジム(父)とリリー(母)にそっくりだ、って言って泣いていればいい。 というか、19年後はハグリッド90歳近いんですけど、現役なんですか? ・ダンブルドア すごかった。衝撃だった。 でもやっぱり彼も超人ではなくて、普通の人だった。 だからこそハリーはがっかりもしただろうし、安心もしたんだろう。 天国では家族と暮らせていることを祈ります。 ・セブ あたしは信じてたよ!!!!!!!! セブはぜったいダンブルドア側だと信じてたよ!!!!!!! 33章は衝撃でした。 ルーピン夫妻死亡のショックで、最初は流してしまったんですが、 感想打ちながら読み返すともうすごいこと!! だってセブ→リリだもんねオフィシャルで! きっと5巻でハリーがうっかり見てしたまったペンシーブの記憶は、 パンツ事件が彼にとって消したい過去なのではなくて、 リリーへ「穢れた血」と言ってしまった自分が許せない過去なんじゃないかな、と思う。 いやパンツ事件も相当許せない過去だと思うけど。 パトローナスが雌ジカだったというのも泣けます。 向こうでゆっくりと休んでね…!ちゃんとリリーとも仲直りしてね…! ・シリウス、リーマス、ジム、リリー。 34章はどうしようかと思いました。 シリウスもリーマスも、あそこでハリーと一緒に歩いていくために死んでしまったのかな。 リーマスも、皆の中に戻れて幸せなのかもしれないし。 生きてる間はイヤなことが一杯あったけど、結婚もできたし、息子もできたし、 死んでからは親友たちと一緒になることができて、うん、充実してたと思う… たしかに、死んでほしくはなかったけど、生き残ってほしかったけど、 彼の幸せを考えるなら、こういう結末もアリなのかもしれない。 テディがステキなひとになりますように! ポッター夫婦は油断しすぎですね。杖ぐらい持っててよ…! 「バチルダの秘密」の1981年10月31日ヴォルサイドはある意味ショックでした。 というか、リリー雌ジカのパトローナスはいつからだったんだろう? 最初っから?だとしたら運命だね、ジェームズ! それにしてもシリウスの部屋は最高でした。ありがとう。あんた最高だ。 ・死喰い人たち ベラさまはほんとうに最高の負け方をしてくれました。 ドーリッシュは弱すぎる、とだけ言っておきます。 マクネアがハグリッドにぶん投げられたので小気味良かった。 ルシウス。親世代の4歳上(親世代入学時5年生)というのが判明してよかったです。 しかし全巻を通して役立たずでした。 ナルシッサとドラコの方が頑張ってたよね! ドラコの奥さんは誰なんだろう。やっぱ純血なのかな。 パンジーとかではなさそうです。パンジーだったらそうやってちゃんと書いてありそう。 ・ヴォルデモート 彼がトム・リドルだったことを最後の最後でハリーが思い出させてくれた感じ。 二次創作ばっか読んでるとどうしても忘れてしまうので… 彼はどうにも、なんだ、ツメが甘いというか… 歳を取るにつれてうっかり度が上がっている気がします。 あの世で反省なさい!ということですかね。 拙い英語力で読解したので、たくさん間違いもあるとは思います。 どうかこっそりバカにする程度に留めておいていただけると嬉しいです。 殴り書きのメモと、自分が気になるとこだけ全文訳、というふざけた感想ですが もし最後までお付き合い頂けたなら光栄です。 ハリーと、あなたに、おつかれさまでした。そしてありがとう。 ▲ □ |