福知山線・生瀬-武田尾
(2012.07)
武田尾駅のホームにて。
ホームの下を走る道路が、旧福知山線の線路跡です。
☆MAP
武田尾駅のホーム下。
この道路が線路跡です。
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武田尾駅から道場方面へ行くとすぐに旧線跡のトンネルに到着。
自動車も走るため舗装されていますが、もともと単線ようなので幅は1台分しかありません。
☆MAP
トンネルの中の上の方は昔ながらのレンガ積みです。
照明も少なくて暗いですが、距離が短いのでライトなしでも歩いていけます。
☆MAP
しばらく行くと通行止めになっていて、一般車と歩行者は90度転回してトンネルの横穴(?)から出ることになります。
大型車は曲がり切れないためか、この先は観光バス専用道路になっているようです。
☆MAP
通行止めの先は無舗装で、照明もなく真っ暗でした。
こんな道を観光バスが走るんですね・・・。
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新しく作られた横穴の出口です。
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自動車用の横穴の近くに、人がかがんで通れる程度の小さな横穴も開いていました。
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外側はこんな感じ。
新しく作ったような感じでもなかったので、保線用か緊急用に元々あったものではないでしょうか。
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横穴の出口からでて、外の道をぐるっと回ってくると、本来のトンネル出口まで辿りつけます。
こちらも観光バス専用道として封鎖されています。
☆MAP
ちなみに出口付近はこのようになっていて、観光バスはここをぐるっと回って旅館までいけるようになっているようです。
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トンネルの出口付近は舗装されていますが、奥の方はすぐに未舗装になっていました。
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福知山線の旧線は、トンネルと出るとすぐに鉄橋で対岸に渡ります。
残念ながら鉄橋はすでにないためここから先はトレースできません。
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対岸には鉄橋用の土台が残っています。
この先すぐに次のトンネルがあるのですが、木が覆っていてよく見えませんでした。
☆MAP
武田尾駅まで戻ってきて、今度は生瀬方面へ。
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線路跡を越える水道管です。
神戸水道だそうです。ここの風景は、昔の武田尾の風景でもよく見かける、わかりやすいポイントです。 もう少し生瀬寄りに行くと道路脇に駐車場やお店のある広い場所がありますが、そのあたりが旧武田尾駅だったようです。
☆MAP
さらに進むと、古い鉄橋跡が突然現れます。
歩いてきた道路とは高度が違っていますが、この鉄橋が旧線跡であり今はハイキングコースの入り口になっています。
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鉄橋のところまで昇って武田尾駅方面を見る。
このあたりは道路に転用するために、本来の線路跡からだいぶ掘り下げられているようです。左側にある細い道路が、旧線時代からある道路のようです。
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鉄橋を渡ると、しばらくは公園兼ハイキングコースとして整備された道が続きます。
木製の枕木は残ったままになっています。
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少し行くと現れる1つ目のトンネル。
照明はありませんが、短いのでライトなしでも歩けます。
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1つ目のトンネルを出たところ。
入り口側とは違って、コンクリートのシンプルな作りでした。
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続いて、2つ目のトンネル。
だいぶ木に覆われています。
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2つ目のトンネルを出たところは切り通しになっていました。
こちらは比較的長いですが、一直線で出口も見えているのでライトがなくてもなんとか歩けます。
☆MAP
2つ目のトンネルを抜けて少し行くと木製の橋がありました。
このあたりまでは公園用に新しく整備されているようです。
☆MAP
しばらく切り通しの区間が続きます。
☆MAP
切り通しを越えると、武庫川沿いの景色の良いところへ。
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枕木や保線用の退避場所も綺麗に残っています。
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さらに先へ進むと、トンネルの前に看板が現れます。
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一応立ち入り禁止の警告です。
とはいえ、柵とかがあるわけでもなく、JRとしても黙認はしているが責任は取れない、というスタンスのようです。
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ちなみに、トンネルのすぐ近くには人が入れるぐらいのこんな穴もありました。
保線用なのか、水を通す穴なのかわかりませんが、新しいものではなかったので現役当時から存在していたと思われます。
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今までのトンネルと違って距離も長く、内部は真っ暗です。
ちなみに、地図による概算では300mクラスの長さがあるようです。
☆MAP
途中で曲がっているので、先は真っ暗で出口も見えません。
ここからはライトなしで先に進むのは無理だと思ったほうが良いです。
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3つ目のトンネルを出たところ。
枕木が積んでありました。
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トンネルを抜けたところには、大きな鉄橋が待ち構えています。
廃線跡で一番立派な鉄橋ですが、危険なため中を歩くことはできません。
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トラス橋脇にある保線用の通路を歩いて渡ることになります。
☆MAP
武田尾方向を振り返ると、武庫川の渓谷が綺麗です。
ここまで来ると、川にも人の気配はありません。
☆MAP
渡り切ってから、フェンス越しに鉄橋の内部を覗いてみました。
さすがに人が歩けるように整備はされていませんが、枕木も綺麗に残っていて状態は良さそうです。
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鉄橋を渡るとすぐに4つ目のトンネルです。
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トンネルの中から鉄橋を振り返ると、ちょっと幻想的な風景。
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4つ目のトンネルを出たところ。
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このあたりまで来ると、訪れる人も比較的少なくなるせいか、線路跡にも草木が侵食してきています。
歩くのには苦労するほどではありませんが、枕木が半分隠れるぐらいにまでなっています。
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線路跡の脇に残っていたキロポスト。
尼崎からの24kmのようです。
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旧線沿いはこんな渓谷の景色です。
保津峡みたいにトロッコ列車が走っていたら景色良かったでしょうね。
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5つ目はかなり短いトンネル。
トンネルというよりは落石覆いのような気もします。
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6つ目のトンネルはかなり長くて真っ暗です。
地図によると400mクラスの長さです。
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6つ目のトンネルの生瀬側出口。
コンクリート製で他とはちょっと雰囲気が違います。
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7つ目のトンネル。
トンネルはこれで最後になります。
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7つ目のトンネルの生瀬側出口。
妙にスペースが広くなっていました。航空写真と古地図からの推測ですが、元々はトンネルではなく外側を走っていたのかもしれません。
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60km/h制限の標識も残っていました。
意外と速いというか、もっとゆったり走っていたのかと思っていました。
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鉄橋跡と警告の立て札。
歩行禁止ですが、ここを渡らないと先に進めないし・・・。
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鉄橋の上から武田尾方向を見た景色。
鉄板がひかれていますが、オリジナルの鉄橋跡のようです。
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鉄橋を越えると、このような普通の砂利道になってしまいました。
もはや、線形でしか線路跡ということがわからない状態です。
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こんなものも残っていました
保線用の見張り台かなにかでしょうか。
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ここまで来ると中国道も見えてきて、急にゴールが近くに感じられます。
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生瀬側にも警告用の立て看板がありました。
武田尾側は無装備では危険なギリギリのところにありましたが、生瀬側はかなり入り口寄りに立っているようです。
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線路跡と交差する小道です。
左右に横切っているのが線路跡です。小道も昔から存在してそうな雰囲気でしたが、踏切跡らしきものは見当たりませんでした。
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最後は、新しい道路に埋もれて線路跡は途絶えてしまいました。
線路跡のトレースはここまでで、右側のスロープで出て行くしかないようです。
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ちなみにスロープを上がると、ごく普通の住宅地に出てきました。
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新しい国道の上から旧線跡を望む。
下の砂利道が続いているのが旧線跡です。
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国道を生瀬方面に歩いていくと、旧線の遺構が見つかりました。
新線の鉄橋横に、旧線の鉄橋の土台が残っています。
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対岸にはトンネル跡も残っていました。
入り口は塞がれていて、手前側の斜面も工事で地形が変わっているようなので、いずれトンネルごと削られてなくなるかもしれません。
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生瀬駅近くの小さな鉄橋。
手前のレンガ積みが旧線跡、奥のコンクリート製が新線です。
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生瀬駅に到着。
生瀬駅の位置はほとんど変わっていないようですが、旧線時代に比べると若干南側にずれたようです。今の駅舎もその時に作られた物ではないかと。
☆MAP

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(ただし、記憶違いの可能性もありますのでご了承ください)

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