ブレーキランプモニタ自作


 ブレーキランプの点灯状態が室内でも確認できるモニタ装置です。
 昔乗っていた車には類似機能が付いていました。 実際には「ハイマウントストップランプを点滅させる装置」にモニタ用LEDが付いていたわけですが。 今回は「点滅装置」は特に要らなかったので、単純に点灯状態をモニタするだけです。
 ちなみに、なぜこの装置が欲しかったかというと、「ブレーキは踏みたくない(踏み込みたくない)けど ブレーキランプだけ点灯させたい」ことが多々あったからです(主にエンブレ使用時です)。


 今回の回路図は下図のようになります。赤点線内が自作回路です。
回路図
 基本的にはブレーキランプ信号を取ってきて、室内のパイロットランプを点灯させれば良いだけです。非常にシンプルです。


ブレーキペダルスイッチ ブレーキランプ信号取得

 ブレーキを踏んだときに12Vとなる信号を探します(車種によってはGND制御のものもあるかもしれませんが)。
 電気回路的に一番わかりやすいのは、テールランプかハイマウントストップランプあたりから引き込むことかもしれませんが、 トランクから室内まで配線を引き込む必要があり結構たいへんです。
 そこで、ブレーキペダルを踏んだときにON/OFFするスイッチがどこかにあるはず・・・、と思って探してみるとありました。 スイッチに繋がる2本のケーブルは、上の回路図のように一方が常時12V、他方がブレーキランプに繋がっています。 検電テスターで調べればすぐ判別できます。
 コネクタを使ってブレーキランプ側の信号を分岐させました。


自作回路

 自作回路に必要なパーツは、パイロットランプ(色・大きさは好みに応じて適当に)、ケース、コード・コネクタ類ぐらいで \500〜\1000ぐらいあれば揃います。
 電気回路的には、ブレーキランプ信号とGNDの間にパイロットランプ(当然ですが12V用)を接続するだけです。 あとは適当なケースを使って見栄えよく設置すれば完成です。
 なお、今回はパイロットランプと並列にリレーも組み込んでおきました。 たまたまEasy Light Thuing(自動調光システム)のリレーが余っていたというのが主な理由ですが・・・。 リレーを接続しておくと、ON/OFF切り替え時にカチカチ鳴るので、目だけでなく耳でもモニタリングすることができます。 個人的にはこっちのほうが便利な気がします。ただし消費電力は数W程度増えますけど。


完成後の写真はこんな感じです。

ブレーキランプモニタ本体 ブレーキランプモニタ本体

 運転席左側に両面テープで取り付けています。そのうち剥がれてこないかどうか少し心配ですが・・・。
 リレーの長さがケースからはみ出していて、横から見るとちょっとみっともないです。 普通に座っていれば見えないレベルなので、まあ問題ないでしょう。