CControl(CObject)

導入されたバージョン 0.90β
可視なコントロールの基本となるクラスです。
通常、このクラスが生成されることはありません。可視であるコントロールに共通なメソッドやプロパティを提供します。
コンストラクタ・メソッド・プロパティ概要
constructor Create インスタンスを生成します。
property Left コントロールのX座標。
property Top コントロールのY座標。
property Width コントロールの幅。
property Height コントロールの高さ。
protected
property
Text コントロールのキャプション。
function SetRect(x,y,w,h) コントロールのサイズを設定。
function SetPos(x,y) コントロールの位置を設定。
property Handle (読)コントロールのハンドル。
property Visible コントロールの可視。
property Enabled コントロールの有効。
property Layout コントロールのレイアウト。
クラス CObject からの継承
static
property
ClassName (読)クラス名を返します。
function Free インスタンスを解放します。

詳細
CControl.Create

コンストラクタです。
サンプルコード
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Obj = CControl.Create;
Obj.Free;//開放する
CControl.Left

コントロールのX座標です。
CControl.Top

コントロールのY座標です。
CControl.Width

コントロールの幅です。
CControl.Height

コントロールの高さです。
CControl.Text

コントロールのキャプションです。
コントロールによって設定されるキャプションまたはテキストが変わることがあります。
直接このプロパティを呼ぶことは出来ません。
CControl.SetRect(x,y,w,h)

コントロールのサイズを一括指定します。
xはX座標、yはY座標、wは幅、hは高さです。
サンプルコード
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Obj = CButton.Create; //CControlが上位
Obj.SetRect(10,10,100,100);

//以下と同じ
Obj.Left = 10;
Obj.Top = 10;
Obj.Width = 100;
Obj.Height = 100;
CControl.SetPos(x,y)

位置(X座標,Y座標)を一括指定します。
xはX座標、yはY座標です。
サンプルコード
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Obj = CButton.Create; //CControlが上位
Obj.SetPos(10,10);

//以下と同じ
Obj.Left = 10;
Obj.Top = 10;
CControl.Handle

コントロールのハンドルです。
読み取り専用です。
CControl.Visible

コントロールの可視です。
Trueの時、コントロールが見える状態です。
Falseを設定したとき、コントロールは不可視になります。
CControl.Enabled

コントロールの有効です。
Trueの時コントロールを操作できます。
Falseの時、このコントロールを操作することが出来ません。
CControl.Layout

コントロールのレイアウトです。
「Top」の時、幅をいっぱいに広げ、上に配置します。高さに影響はありません。
「Bottom」の時、幅をいっぱいに広げ、下に配置します。高さに影響はありません。
「Left」の時、高さをいっぱいに広げ、左に配置します。幅に影響はありません。
「Right」の時、高さをいっぱいに広げ、右に配置します。幅に影響はありません。
「Client」の時、画面全体に広げます。高さ、幅はそのときの親コントロールによります。
「None」の時、このコントロールはレイアウトを持ちません。
サンプルコード
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Obj = CMemo.Create; //CControlが上位
Obj.Layout = "Client"; //全体
プログラム言語「Spinel
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