それが足りなくて
僕は
ジャンクで、役立たずで、ポンコツな 
欠陥品になった

それが足りないから
僕は欠陥
一人で
いる間は気付かなかった
他がいるから
僕は欠陥品

そうだ、みんなが悪いんだ
僕に無いのに
みんなは持ってる
そんなの嫌だ
でもそれが何なのかわからないんだよ

それが足りないなら
僕が
壊して、ばらして、奪って
みんなも欠陥品にしよう

そんなこと考えてる
僕が怖い
怖かった
怖いから
とがって刺して
他を傷つけた
そんなことをしてしまう
僕が怖い
怖かった
怖いから
闇に溶けて
闇となった

誰が手を伸ばしても
届かないくらい
深く 
深く
闇に堕ちた