君との日々
長い夜が明けた
部屋に差す日の光、目覚ましのベル、部屋の天上
いつもと同じ、いつもの朝
ただ一つ違うのは、もう、君は居ない
今でもまだ夢に見るあの頃
幸せだった日々
夢での君はいつも笑っている
楽しそうに、元気そうに
僕に差し伸べる手
でも僕は君に触れることは出来ない
触れようとすると、君は消える
いつもそこで目が覚める
君に触れられないまま
僕は出掛けた
君と来たこの海へ
分かってるんだ
もう二度と君に会えない事は
初めて君と2人で来た場所だから
初めて君と"恋人”になれた場所だから
ただ、少しでも君のぬくもりを感じたいだけ
夜、空を見上げる
時々こうやって夜空を見るんだ
ひょっとしたら君を見つけられるかもしれないと
空いっぱいに散りばめられた星の中で
あの日、星になった君を
きっと今日も君の夢を見る
この長い夜に少しだけ会える君の夢
そしてまた朝が来るだろう
いつもと変わらない朝が
君の居ない朝が