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演奏について
1944年12月に行なわれたフルトヴェングラー指揮、ウィーンフィル演奏のウィーンでのライブです。
1953年に、アメリカのウラニアというレーベルから出されたので、ウラニアのエロイカ→ウラエロと呼ばれているものです。あんまり音は良くないのだ。
はじめて聴いたのは20年以上前ですが、とにかく個人的には最初に”はまった”演奏であります。
クラシックファンというと、同じ曲でも誰々の演奏がいいとか、そういう話になるわけですが(なにしろ有名な曲だと数え切れないぐらいの種類の演奏があるし)、ぼくはそれまでクラシックの曲は聴いてはいたけど、どちらかと言えば、プログレとかツェッペリンあたりが好きだったわけで、そういう濃いクラシックファンではなかったわけです。(今でもそれほど凄くないですが)
この演奏については、かなり熱狂的なファンがいるというのは知っていて、それで「それじゃあちょっと聴いてみよう」とレコード(CDじゃないお)を買ったら、音は悪いけどとにかく演奏が気持ちいいのだ。まず、最初の二発が、凄い。そしてそのあとのスピード感。(ただ速ければいいというものでもない)
「エロイカはフルヴェンで聴け」という格言もあるぐらいで、フルヴェンのエロイカの録音は、9種類ほどあるようです。中でも52年のふたつの録音とこのウラエロが有名ですが、おいらは特に第1楽章が好きなのでやっぱりウラエロです。
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