HSPのTips
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このコーナーではHSPのちょっとした技を扱っています。それほどたいしたことではないかもしれませんが、知っていると少し役に立つかもしれません。
"on"命令
"on"命令とは、変数の値によってラベルの飛ぶ先を指定する事ができる命令です。これを使えば長々とif文を書く事なしにすっきりと命令が書けます。
例えば、if go=0 : goto *a0
if go=1 : goto *a1
if go=2 : goto *a2
を
on go goto *a0,*a1,*a2
とまとめる事ができます。
"text"命令
"text"命令とは、emesで表示される文字の速さを調節する命令です。詳しくは説明しませんが、マクロなので始めにインクルードしないといけません。
#include "hsp3util.as"
text 30 : emes "○×が叢から現れた! ○×の攻撃"
などと書いてみるといいでしょう。
ディレクトリ
HSPスクリプトエディタで別のディレクトリにあるソースファイルを開くと、前のソースにタブを戻しても動かないことがあります。こんなときは再読込で対処しましょう。再読込はタブを右クリックすると出てきます。
または"chdir"命令を使うと良いでしょう。(あまり上手くいきませんでした)詳しい説明は省きますが、ディレクトリを指定した所に動かすというものです。
ちなみに、システム変数"dir_cur"で、現在のカレント・ディレクトリを見ることが出来ます。
"logmes"命令
この命令は、デバッグウインドウの”ログ”のところに文字を出す命令です。結構便利なので一度使い出すとやめられません。変数の値をいちいち”変数”のタブに移って確認しなくていいようになります。また、ヘルプにも書かれているように通過確認にも使えます。
デバッグウインドウは"assert"命令で出せます。これも便利なので、覚えてみてはいかがでしょうか。
いろいろなコメント
コメントとは(一応知らない人のために)、スクリプトにつける解説です。コメントにされている文章は無視されます。
コメントを書く方法はいろいろあります。HSP標準は、
;ここはコメントです。
ですが、C風の書き方もあります。
/* ここはコメントです。
複数行にわたって書くことが出来ます。 */
(注:*は本当は半角です)
このように書くことも出来ます。
これの利点は、複数行まとめてコメントに出来ることです。スクリプトを少しの間除けておきたいときなどに使えます。また、
//ここはコメントです。
と書く事も出来ます。