評価されない要素
事例1:ビジュアル要素(画像など)
検索エンジンが放つロボットは、画像を見る事が出来ません。ですから、いくら文字がたくさん入った画像を載せても、検索エンジンは全く評価してくれないのです。
対策方法:<img>タグのalt属性をつけると、それは文字情報なのでロボットに読んでもらえます。また、画像を表示しないように設定されているブラウザでも、そこにどんな画像が貼ってあるのか想像がつきます。
事例2:おかしい論理構成
ここでいう論理構成とは、ホームページの段落などを指しています。よく、これを間違ったサイトを見かけます。例えば、<hx>タグ(<h1>〜<h6>)を字のサイズ変更に使うというものです。これをすると論理構成上ありえない事が起こります。<hx>タグは見出し語や小見出しを示すタグなので、何度も繰り返し見出しが出てくる事になります。
対策方法:文字のサイズを変更するときは、ちゃんと<font size="">を使いましょう。検索エンジン対策にはあまり関係のないことですが、<div>を使ってサイズをピクセルで指定してしまうと、目が悪い人などがブラウザで文字サイズを変更しようとしても、大きさが変わらないのでやめた方がいいと思います。
事例3:JavascriptやFlashなど
ロボットは、これらの要素を見る事が出来ません。ですから、これらで作られた部分の中にいくら大量に情報があっても見てもらえないのです。
対策方法:極力普通のHTMLで書くしかないと思います。どうしても使いたい場合は視覚効果にとどめて本文は外に書いたほうがいいでしょう。
事例4:長すぎる<head>
スタイルシートやJavascriptを用いると、どうしても<head>が長くなってしまいます。ロボットは特に始めの方を重要視するので、その部分に本文が無くてはもったいないです。
対策方法:これらの要素を外部ファイル化すると、すっきりするでしょう。方法はものによって違いますが、スタイルシートなら<link rel="stylesheet" href=""…>、Javascriptなら<script src=""…>です。詳しくはここでは扱いません。また、同じスタイルシートなどの外部ファイルを複数のページで利用する事でロードする時間が短くなるという利点もあります。
事例5:<meta>属性
一昔前では、keywordsに大量の単語を入れたり、descriptionに長い文章を入れるのは有効な手段でした。しかし今では文字列程度の扱いしか受けていません。また、長すぎる場合は無視されています。さらに、1つの属性の中を適度な長さの内容にしようとして、keywordとkeywordsにしたり、その他の役目の属性にも記述したりしているのがありますが、無意味です。
対策方法:descriptionの方はどこに書いてもほとんど変わらないので、好きなところに書きましょう。また、keywordsの方ですが、こちらは気休め程度ですのでほどほどにしましょう。