〜放課後 矢束高校・教員室前〜
【DM】:さっそく始めましょう。千波矢さんが声ならぬ声を聞き、振り返った先には大きな桜の樹があった――というところからですね。
【千波矢】:吸い込まれるように桜を見ています。
【かなん】:はい。葉桜を見ているところ。
【DM】:しかしその樹だけは花を付けていません。他の樹は花も終わりだというのに……そのことによっても気になったわけですが。
【かなん】:あれ、5月ですよね……? その桜、つぼみなんですか?
【DM】:いえ、言うなれば冬の装いのまま。
【千波矢】:「あれ...?檜原さん、この桜って枯れているの?」
【かなん】:「そういえば……入学式のときもあの木だけ咲いてなかったような気がする……」
【DM】:裏庭にはあまり来ることがないので、よく覚えていませんね。
【千波矢】:「何だかかわいそう...なんでこの子だけこんなことになっちゃったのかな...?」
【かなん】:「さぁ……去年はどうだったんだろ。会長なら、知ってるような気がする。あの人、何でも知ってるから……」
【千波矢】:「なんか、あの樹のそばに変な物があるんじゃないかな?それで成長が妨げられていたりして...」
【かなん】:「うーん……ちょっと行ってみよっか?」正直、千波矢が強く興味を持った理由が掴みきれないんですが、ファイルのことがあるので……。
【DM】:どうします?
【かなん】:部室に行く前に、桜を見に行ってみようかと。
【千波矢】:「うん。行ってみよう。」職員室より刀のイメージが強すぎて、植物好きの千波矢は興味を押さえられません。
〜矢束高校・裏庭〜
【DM】:1階の廊下を出るとすぐに裏庭です。
【かなん】:それじゃあ早速……「うーん、葉っぱどころか咲きもしないって、妙だよね……」と見てみるんですが。
【DM】:えー、ちなみにこの学校の裏庭はちょっとした丘になっており、雑木林が続いています。校舎のこちら側には教員室ぐらいしかないので、生徒もあまり寄りつきませんね。
【千波矢】:桜は枯れている感じですか?
【DM】:枯れているわけではないみたいです。ずいぶん古い樹のようですが、まだまだ元気そう。
【かなん】:この先に旧校舎があったりするのかな……? それはさておき。本当に妙だね。
【DM】:せっかくだからそういうことに(笑)<旧校舎
【千波矢】:「何か邪魔なものがあるみたいだねぇ。何か埋まっているのかも? ほら、廃棄物が埋まっていて、樹が大きくなれないって良く言うでしょ?」
【かなん】:『埋まってる』というのがどっからでて来るんだろー? と思いながら。「そう思うんなら、シャベルでも持ってこよっか?」
【DM】:ふむふむ。根元に注目するなら、両者視覚チェック!
【千波矢】:(ころころ…)-2です。
【かなん】:あぶなー……0成功。
【DM】:千波矢さんは、桜の根の間に三角形の小さな石が埋もれているのを見つけます。見た感じ、平べったい四角錐のようですね。
【千波矢】:「あれ?何か埋まっているよ?」
【かなん】:「え?……あ、ホントだ」とりあえず指で掘り起こしてみよう。
【DM】:ふむふむ、かなんが掘り起こすのね。
【かなん】:なんか、嫌な予感……でも宣言しちゃったもんなぁ。
【DM】:では、10数センチメートル四方ほどの石が君の手に。
【かなん】:意外と大きいな……材質はどんな感じですか?
【DM】:目の細かい石ですね。風雨にさらされた後があり、明らかに人の手が加わったものだということが見て取れます。
【千波矢】:「うわ...何だろう?化石か何かかな?」
【かなん】:はて?「化石とは違うと思うけど……ねぇ、これ見てどう思う?」ちょっと放棄。千波矢に渡しちゃう。
巻き込んだ。
【DM】:では千波矢さん、もう一度視覚判定。
【千波矢】(ダイス):ころころ... 3D6: 3D6: (1, 2, 3) = 6 = 6
【千波矢】:おぉw
【暁龍】:すげえ!
【DM】:では、四角錐の側面にシンボルマークのようなものが刻まれているのがわかります。ああ……陰陽道関係の知識もあるんでしたっけ。
【千波矢】:一応。
【DM】:ではわかります。梵字(サンスクリット語)のようですね。
【かなん】:うーみゅ、そっち方面かぁ……。
【千波矢】:「あれ...これ、何か梵字みたいだね?」と檜原さんに指差しながら見せます。
【かなん】:「ボンジ……?」そもそも梵字と言うのを知らんのですwなんか、人為的な文字らしいとは分りますが。
【千波矢】:(ありゃ、分からなかったか、と思いながら)「あ...ええと、なんか仏教とかで使う文字なんだけど...オカルト倶楽部っていうから、分かるかなぁって思っちゃった。」(照れ笑い)
【かなん】:「ははは、気にしない気にしない。千波矢ちゃんて、結構詳しいんだね」
【千波矢】:「詳しくはないんだけど、こういうのがあるって、本で見たことがあって」
【かなん】:「へぇ……」感心してます。「もっと詳しいこと、調べてみない?」
【千波矢】:「むー...」にこにこ笑いながら(何で私なんかに興味をもつのかなぁ?)と思っています。
【かなん】:逆にこっちは(この子、変わった方向にこだわるな……)と思ってます。けど、興味が出てきたのも事実。「さ、いこっか」といきなり手を引いて校舎に戻ろうとします。
【千波矢】:「あ、そうか。転入の手続きしなくちゃだね。」(正直ホッとしている)
【かなん】:「あ、違う違う。その前に部室!」
【千波矢】:「えっ!!!」
【かなん】:(ここは畳み掛けるべし、と会長は言うに違いない!)「千波矢ちゃん、あの桜が気になるでしょ? この文字だって……会長なら絶対知ってるから!」
【千波矢】:こういう時「直感」って使えますか?
【DM】:どういう方向に?(笑)
【千波矢】:このままついていっていいのか、と。
【DM】:その結果がどう働くかは、自分次第ですから。とりあえず身の危険は感じない(笑)。
【かなん】:危険ではない、というのがちと意外なんですがw かなんはぐいぐい引っ張ってます。
別の危険はあるかもしれませんが。魂とかの。
【千波矢】:檜原さんがあまりに必死なのがちょっとかわいそうで「う〜ん、私なんか行って役に立てばいいけど...」とかいいながら引きずられて行きましょう。
【かなん】:『同情を誘う』訳ですねw 「さ、いこっか」と……。
〜オカルト研究会部室前〜
【DM】:で、オカ研への道のり。
【暁龍】:どこで出よう……。
【千波矢】:隙をうかがっていたのですねw
【かなん】:うーん、オカ研の部室に先着してて、すでにピリピリしてるとかw
【暁龍】:台詞等は或る程度考えているんですが、どう考えても美少女2人にからむ不良3人という絵がカッコ悪すぎて、出そびれていますw
【かなん】:男は男で文化系ですからね……w
【暁龍】:まあでも、多分描写的に真家君は「美形」なので、それならそれで絵にはなるかもしれませんが……あ、そうだ。今もかなんはメイド服ですか?
【かなん】:えーと、さすがにメイド服の子に千波矢ちゃんは話しかけないんじゃないかとw
【DM】:登場できそうなシーンがなければ、こちらで演出しますので。もう少々お待ちを。
【暁龍】:了解です。もう少々待ってみますので、「長すぎじゃーボケッ」と思われましたら、頃合を見て出してやってください。
【DM】:で、オカ研前。
【かなん】:はいはい。「さて、こちらがオカルト研究会部室! 会長、新入部員早速見つかりました〜!」こうなったら、つっぱしるまでよ! とばかりの暴挙w
【暁龍】:2人がオカ研前に戻ってきたところで、、突如ドカドカと3人の私服姿の若者達がッ!
早ッ。
【かなん】:って、ここでくるかー!(汗)
【舎弟1】:「いましたぜアニキ、アイツでさぁ!あの女がッ……!」
【千波矢】:明らかに強面の男性陣にびびる千波矢。
【暁龍】:先の舎弟1、2を引き連れて、黒髪短髪細身の猿顔の若者が現れます。
【かなん】:こっちはさらにびびる。「こないだの……!(滝汗)」
【暁龍】:「…………。」
【千波矢】:「檜原さん(泣)」
【かなん】:心の中ではちょっとだけ計算してます。アレ、使っちゃっていいモノかと……
【暁龍】:「…………なあ。」
【舎弟1】:「あ、なんすかシャオロンさん?」
【暁龍】:「……すげえ、カッコ悪くね?今の俺らの状況……。」
【舎弟1】:「……。」
【かなん】:「……。」
【暁龍】:「……。」
【千波矢】:「オカルト研究会って...」半べそでかなんのそでをつかみます。
【かなん】:「普段は恨みなんてかわないよぉ……」
【暁龍】:「な、なぁ君(かなんに)、コイツら(不良たちを振り返り)のマヌケ面に見覚え、あるよね……?」
【かなん】:「は、はい……中央駅近くの通りで……(こくこく)」
【暁龍】:「そ、そう……(あー、チクショー。ものすごいカッコ悪いぞこの状況はァッ!)」
【かなん】:ですよね、こっちは泣き顔がかわいい女の子w
【暁龍】:「うーん……判ったッ!オマエら(不良たち)はここで帰ってよしッ!」
【かなん】:「ええっ!?」
【舎弟2】:「ええー!?」
【舎弟1】:「ええええええ、なんですとー!!」
【暁龍】:いきなり舎弟1と2を殴りつけますw
【舎弟2】:「あべし!」
【舎弟1】:「なな、何で殴るんだよぅアニキぃ!」w
【かなん】:「ひぇぇ……(涙)」
【暁龍】:「いいか、オレが怒ってるのはなぁ………ええと、その(考えるより先に手が出てしまった)……そう、アレだ、アレ! オマエらの発想のカッコ悪さに怒ってるんだッ俺はッ!(大根役者)」
【千波矢】:話が飲み込めずに硬直状態。
【かなん】:わたしも飲み込めてません。小さく悲鳴をあげるばかり。
【暁龍】:「いいか、確かに2対1でこんなか弱い女の子に返り討ちにされれば誰だって焦る。オレだって焦る。(棒読み)」
【DM】:(虹村形兆だッ)
【暁龍】:「だがな、もしオレらのチームの他の誰かなら(「チーム」って何だw)
【DM】:ブチャチーム? 暗殺チーム?(笑)
【暁龍】:「『2対1で負けたから3対1だ』なんていう発想にはならねえ(更に大根)。いいか、オマエらは自分自身の心の弱さに負けたんだッ!」
【かなん】:「(あれ……実は悪い人じゃない……?)」
【暁龍】:「それがわかったら、今日のところはさっさとガッコに戻れッ!」
【舎弟2】:「で、でもそれじゃあ俺たちの面子が……」
【暁龍】:「まだグダグダぬかすかこのクサレ脳味噌がぁァァッ!」舎弟2にパンチ。
【舎弟2】:「あびゅ!」ドッギャァァーンと吹っ飛ぶ舎弟2。
【千波矢】:思わずかなんにしがみつきます。
【かなん】:硬直してますっ……(汗)
【舎弟1】:「ヒィ! わ、わかりやした、コイツ連れて先帰りますんで! チィーッス!」
【暁龍】:「多分、今なら7限には間に合うッ!」ドッギャァァァァン!
なんてあたまのわるいひとだ(褒め言葉)。
セッションを活性化してくれるこういうプレイは、DMとしてとてもありがたいところ。
【DM】:ということで、暁龍だけが残りました。
【かなん】:「……行ってしまった」(汗タラリ)
【暁龍】:「……。」
【かなん】:「あ、あの……ありがとうございました……?」
【暁龍】:「ええと……、いや、そういう訳では、というか……さっきの盆暗どもがエライご迷惑かけちゃったとかで、悪かったねえ、いやいや、マジで……(汗)。」
【かなん】:「い、いえ……わたしが変なもの持ってたばっかりに……こちらこそすみません(ぺこぺこ)」
【DM】:なんだか大惨事になったなあ(茫洋)。
【暁龍】:「そうッ!それについて、君にちょっくら聞きたいことがあってさあ……」
【千波矢】:「檜原さん、この方は?」
【かなん】:「(説明に困って)えっと……」
【暁龍】:「あ、ああ。そっちの君(と、千波矢の方を向いて)は、ちょっと外しててくんねえかなぁ。」
【かなん】:「ひぃっ……そのことについてなら、わたしと言うよりも会長の方が詳しいんじゃないかと……」
【暁龍】:「カイチョウ?」
【かなん】:「オカルト研究会の、会長です……この部屋の中にいるはずです」とドアを示します。
【千波矢】:「えと...私、どうすれば...(おろおろ)」
【暁龍】:「うーん、俺もどうすればいいんだろ……(おろおろ)」
【DM】:DMもどうすれば…(おろおろ)
【かなん】:「わたしも、どうしたらいいか……(おろおろ)」
【千波矢】:メラゴースト状態w
【かなん】:ええい、埒が明かん! 「会長、お客様です!新入部員と例の件に関する質問者です!」とドアを叩く!
【ドア】:「…………」
【DM】:そのうちに、廊下の先から「こっちで妙な叫び声が聞こえたぞー」とかいうざわめきが。
【暁龍】:「わッ、マズイッ!」と部室に逃げ込みますw
【かなん】:うわ、やばい!「会長いるかわかりませんけど、とりあえず中へ!人が来る前に!」と部屋へ二人を招きいれよう。
【千波矢】:かなんに引っ張られる形で中へ。
〜オカルト研究会部室〜
【DM】:部室の内装ってどんな感じになったんですかね?
【かなん】:えっとですね、部屋の真ん中にちゃぶ台があり、窓際にソファがあります。壁面はほぼ全て本棚、床はいろんな変なもので埋めつくされてます。
【DM】:靴を脱いで上がる感じなんですね。
【かなん】:そう考えてますです。
【DM】:では、床に誰かが倒れています。
【暁龍】:「うおッ!」
【千波矢】:「え!?」
【かなん】:ええっ!?「会長、死体みたいな格好で寝ないでください!」となれた調子でw
【鏡太郎】:「……(寝息)」
【千波矢】:「...この方が会長さんですか...?」
【暁龍】:「な、何なんだコイツは……」
【かなん】:寝息を確認。「やっぱり寝てたか……そう。この人が真家鏡太郎、オカルト研究会の会長です……」
【暁龍】:「カイチョウ……。」
【千波矢】:とりあえず脱いだ靴を揃えたりしています。
【かなん】:あ、育ちがいいw
【千波矢】:微妙にパニック気味ですw
【DM】:パニックになると、染みついた動き以外は忘れるというからな(笑)。
【かなん】:ため息つきながら起こします。「会長〜新入部員とお客様ですよ〜」とほっぺたをペチペチ
【鏡太郎】:「うーん……」
【暁龍】:「お、目が覚めたのかッ!」
【鏡太郎】:「…………。ぐうぐう……」
【千波矢】:「また寝ちゃった...」
【かなん】:「会長……あの、こちら新入部員の須王千波矢ちゃんと……ってねるなぁっ!」耳元で叫ぶ!
【鏡太郎】:「ああ、檜原君。おはようございます」
【かなん】:唐突に起きたんでびっくり。「お、おはようございます……あの、こちら新入部員の須王千波矢ちゃんと……えっと、お名前は?」
【暁龍】:「……あ、オレは、リー=シャオロン。双華高校のモンだ」
【かなん】:「あ、どうも。例のモノに興味があると言うリー=シャオロンさんです」
【暁龍】:「そうだッ!それについて君(かなん)に聞きたいことが……」
【千波矢】:「え!?私まだ入部するって決めた訳じゃ!?」
【かなん】:「ごめん、これもこの部の存続のためなの……(涙)」
【鏡太郎】:「それはそれは。須王さん、おはようございます。李君も、ニーツァオ」
【暁龍】:「へ……変な奴……」
【千波矢】:じゃあ石を持って立ち尽くしている訳ですね。「え...あ...」
【鏡太郎】:「さっそく二名入部ですか。檜原君、やりますね……おや、それは?」
【DM】:と、石を見てメガネを押し上げる会長。
【暁龍】:「待て待て『ニュウブ』って何だ……」w
【鏡太郎】:「他校だからといって入部できない決まりはないでしょ」
【かなん】:え、シャオロンまで入れる気だったの!?と驚いてますw
【暁龍】:「へ?何云ってんのこのヒト、全然判んないヨ!」といささか片言気味でかなんに詰め寄ります。
【千波矢】:会長の存在感に圧倒されています「え?これのことですか?」
【かなん】:「あ、この石は千波矢ちゃんが見つけたんです。裏庭の、咲いてない桜あるじゃないですか。その根元で発掘しました」
【鏡太郎】:「どれどれ。須王君、貸してもらえますか? ああ、李君のほうが詳しいかな――」ひょい、と千波矢さんから奪った石を暁龍に押しつけます。
【暁龍】:「な、何だヨ!」
【鏡太郎】:「どうです? 読めますか?」
【かなん】:「か、会長には逆らわない方がいいですよ……!(びくびく)」
【鏡太郎】:「そんなあなた、人を怖い人たちみたいに」
【かなん】:「す、すみません……(素直にぺこぺこ)」>会長
【暁龍】:梵字、ですよね?
【鏡太郎】:梵字で『火』と書いてありますね。
【千波矢】:「あの...何か字が書いてあって..えと...」
【かなん】:にゃる。とりあえず仏教系であることはわかります。
【鏡太郎】:暁龍は仏教じゃなくて道教系であることに今気付いたけど、流すぜ!
【暁龍】:「……『火』だな、こりゃ。」流されたぜ!w
【かなん】:「火……?」木の下から出てくるもんかな〜?とかずれたこと考えてる。
【千波矢】:「『火』、ですか?」
【暁龍】:「そう、『火』。英語では『ファイアー』。」
【千波矢】:「あ、ごめんなさい!差し出がましいことを...」
【暁龍】:「あ、いえいえ別に……」
【DM】:なんだこの空気は(笑)。
【かなん】:すれ違いまくりです(苦笑)理解レベルが異なるもんだから。
【千波矢】:男性陣に圧倒されて萎縮しているのですw
千波矢さんは「年上の男性が苦手」という癖を持っています。今の家に来たとき、上の兄に冷たく当たられたのが原因だとか。
【暁龍】:「ってかよォ、こんな石コロはどうでも良いんだッ!」と、石をその辺に放り投げますw
【鏡太郎】:「あぁ〜、罰が当たりますよ」
【暁龍】:「なぁ君(と、かなんに)、さっきからオレが話している、『例のモノ』だがよォ……」
【鏡太郎】:「コレですか?」ぴら、とかなんの上着をめくってGUMPを見せる(笑)。
【かなん】:「うわぁ!?」って、見せていいんですかい会長!?
【暁龍】:「そうそう、その『COMP』!……って!」w
【千波矢】:「???」
【暁龍】:「(ホンモノ見たのは初めてだぜ……)」
【鏡太郎】:「隠すことはないでしょ。ねえ、李君?」含みのある笑み。
【暁龍】:「なッ、何だァ!?」と、僅かにたじろぎます。
【かなん】:「会長! ヒミツにしとけって言ったのは誰ですか!? いいんですか、かくさないで!」パニックです、もう(笑)
【鏡太郎】:「秘密も相手によりけりです。この際、引き込んじゃいましょ」
【かなん】:「……マジですか? ってわぁぁ!? 千波矢ちゃんの前、まえぇ!」(千波矢がいることに思い至ってさらにパニック)
【千波矢】:「えっと、えっと...」と仲裁に入りたいけど入り込めない。
【暁龍】:「そうそうそういうのは普通秘密なモンだろうがよォ!」って、何故かかなんに同調w
【鏡太郎】:「ほう。そういうの、とは?」
【暁龍】:「『COMP』とかだよッ!って、なんでオレが『COMP』なんて用語知ってるんだッ!?」と、若干混乱気味に会長にw
【鏡太郎】:「須王君にはなおさらですよ。……お会いできて光栄」千波矢さんに向かって。
【千波矢】:「え?私に?」
【かなん】:「……はい?」目をパチクリ
【暁龍】:「んん?」
【鏡太郎】:「そう、『須王』の方にね……ああ、李君。そのあたりはおいおい説明しますから、まずは落ち着いて」
【暁龍】:「ああん!?オレが取り乱してるって云うのかっ!?」取り乱してます。
【かなん】:「(もしや、あのファイルってワケアリの人ばっかり載ってるとか……?)」今更思い至る人。
【千波矢】:「.....」『須王』にぴくっと反応。「...何をご存知なんですか?」
【鏡太郎】:「ああ、あなたのお兄さんの……晃君。彼が私のクラスメイトでしてね。檜原君、そんな面白い顔をしてないでお客さんにコーヒーでも入れてくださいよ」
【かなん】:「誰が面白い顔ですかっ! えと、千波矢ちゃんもシャオロンさんもコーヒー大丈夫ですか?」
【暁龍】:「あ、おれは茶で。何茶でもいいが、珈琲は飲まねぇぞ。」
【かなん】:「じゃあ日本茶で。ちょうど葉っぱがありますので〜(メイド根性?)」
【千波矢】:「あ、あの、コーヒー飲めないんです〜」
【暁龍】:珈琲飲めないヒト多いねw
【鏡太郎】:「しかし私はコーヒーで」
【暁龍】:w
【かなん】:「千波矢ちゃんもお茶ね。わたしもダメだから……めんどくさいですけど了解しましためんどくさい会長」
ほう……いいんですか檜原君。自分で「会長に弱みを握られている」なんて設定を作っておきながら、そんな口を聞いて。
【鏡太郎】:「…………。(二人のほうを向いて)せっかくオカルト研究会へ来てくれたのですから、それらしい話でもしましょう。そう……(本を取って)こんなのはどうです?」
【暁龍】:「何だァ?」と、すっかり真家に乗せられてますw
【DM】:本の著者は矢追純一(笑)。
【暁龍】:w
【かなん】:お茶入れながら本を見よう……アレか、とかなんは思うんだな、きっとw
【鏡太郎】:「そう、UFOといえば面白い人がいましてね……この学校の生徒だったんですが」
【かなん】:その話はもう聞いた、とばかりに平然とお茶入れてます。そしてぐぐって、実在の人物だとしってPLは愕然w
【鏡太郎】:「そこにいる檜原君にも、関係の深ーい人でしてね」そうか、矢追純一知らなかったか(笑)。
【かなん】:はい、PLは知らなかったです(汗)。というか、その言い回しはもしや……かなんは止めに入らないといけないのでは?(笑)
【鏡太郎】:「まあ、端的に言うと――」
【かなん】:やっぱりかっ!「わーっ! そこから先はダメです〜!!」と会長の口をふさぎにかかります!」
【暁龍】:「??」
【千波矢】:「???」
【鏡太郎】:「(にこりと)……コーヒーで。」
【かなん】:「き、気にしないでください! はい、すぐにコーヒーを用意いたしますので!」とテキパキシャッキリコーヒー入れます!
【鏡太郎】:「では、これは別の機会にしましょう」と矢追を元に戻す(笑)。
【暁龍】:「……変な奴ら……」
【DM】:そしてプレイヤーレベルで説明してあげてください(笑)。
【かなん】:えとですね。かなんの兄なのです、この人は……トンデモな人でして、兄をネタにいじめられたりもしたもので、兄の存在は極秘にしてるんです。
【千波矢】:それは慌てますよねぇ。
【かなん】:千波矢ちゃんに「兄弟は?」と聞かれたら、力いっぱい「一人っ子です!」と言い切るくらいです。
【DM】:ひでーよ、それ(笑)。
【かなん】:でも、隠したいのです(笑)
【暁龍】:トンデモだからw
【かなん】:というわけで、今日も今日とて会長の操り人形なのです。……ま、嫌いになりきれないから逃げないのですがね。
【鏡太郎】:「そうそう、ここへは部員は出入り自由です。飲み物や食器も勝手に使っていただいてかまいませんので」
【かなん】:「やかんやお鍋、電磁調理器も完備ですよ〜」と追加w
【暁龍】:「嗚呼それはご丁寧にどうも……ハッ!待てッ!」
【鏡太郎】:「書籍も自由に参照してください。ただし、呪物の使用に関しては自己責任で……なんです? ああ、鍵は教員室ですよ。私も持ってますが」
【暁龍】:「何だ『ブイン』って、おいッ!」
【鏡太郎】:「部員。」暁龍を指しながら。
【暁龍】:「ブイン?」自身を指差しながら、裏声で。
【千波矢】:「ちょっと待ってください!私はまだ...第一、私の何をご存知なんですか!?」
【鏡太郎】:「ああ、晃君が言ってたんですよ。今日から可愛い妹が転校してくるんだ……とね。檜原君とも仲良くなってくれようで、なによりです」
【かなん】:この人はそんなとこまでみてるのか!とコーヒーとお茶を注ぎながら思ってます。
【千波矢】:「でも私...」会長が言った『須王の人に会えて何より』という言葉が気になってしょうがない。
【暁龍】:「待て待て待て、アンタ、オレはこんなけったいなサークルの部員になりにきたわけじゃなくって、そっちの子(かなん)の……そう!その子の持っている『COMP』だッ!」
【かなん】:「それならわたしのじゃなくて、会長の所有物です。わたしは借りてるだけです」そういいながら、各人の前に湯飲みとコーヒーカップを。
【千波矢】:「あ、ありがとうございます。」不安に思いながら湯飲みを手に取ります。
【暁龍】:「ああ、あったかいのどうも……アンタの、なのか?」
【鏡太郎】:「さらに言えば、私も借りただけですけどね。……ああ、ありがとう」
【かなん】:「また貸しだったんですか?」そういいながら、わたしもふぅふぅいいながらお茶すすってます。
【鏡太郎】:「まあまあ(何が)」
【暁龍】:「じゃあ、じゃあよォ、カイチョーさんよ、アンタはこれを誰に借りたんだよ?」
【鏡太郎】:「それは秘密です(石田彰の声で)」
【暁龍】:「(むかっ!)まあ、無理に問いただすこともしねぇが、一つだけハッキリさせてもらうぜ。」
【鏡太郎】:「どうぞ」
【暁龍】:「その『COMP』 現在の所有者は……この子、って事で良いんだな」ビシィッ、とかなんを指差します。
【かなん】:「(びくっ)」
【鏡太郎】:「そうです」
【かなん】:「……不可抗力だったんです……」
【暁龍】:「まあ、君を見てりゃあそれはわかるがよォ……(憐憫)」
【鏡太郎】:「何か引っかかる言い方ですね」
【千波矢】:「すごいね、檜原さん。こんなすごそうなの使えるんだね〜。」一刻も早く立ち去りたいけど、かなんが心配で帰れない千波矢w
【かなん】:「すごそうって言っても、引き金引いて」実際にひいて見せて、ガション、とGUMPを開いてみる。
【暁龍】:「おおッ!」
【千波矢】:「うわぁ〜すご〜い!(きらきら)」
【かなん】:「プログラムに命令して、魔法陣の展開してマグネタイトの量指定して……(中略)……して決定ボタン押すだけだから」
【暁龍】:「……判らん。」
【千波矢】:何だか分からないけどすごいものだと思っています。
【かなん】:分りやすく、とおもって細分化して説明したら、逆に千波矢やシャオロン置いてけぼりになること分かってない人(笑)。
【暁龍】:「ま、いいか。君さ、コレ、悪用しちゃあダメだぜ…って、そんなことするタマにも見えねえが」
【かなん】:「あれ、すごく噛み砕いて説明したんですけど……悪用なんてしません! ホントなら一切使いたくないんですっ」
【暁龍】:「わはは、わーったわーった。」
【千波矢】:「これってどんなことに使うの?」
【かなん】:「えっとね……(小声で)悪魔の召喚ができるの……」
【暁龍】:「……みたいだな。」
このPCのなかではただひとり暁龍だけが、この世界におけるCOMPとそれを持つことの重要性・特殊性を理解しています。
『真T・U』のように世界のありようを変化させるほどの意味を持たせるか、『デビルサマナーシリーズ』のように単なる対悪魔戦闘のためのツールとして扱うか……そのへんはまだ決めてないんですけどね。
【千波矢】:「あくま?(冗談だと思っている)あぁ、そうなんだ〜。最近のパソコンって色々出来るんだね〜。」
【かなん】:「……冗談だったら、さっきの人たちはなんでわたしに用があったと思う……?」と千波矢に聞こえるか聞こえないかくらいの感じでいいますが。
【DM】:……さて、そろそろいいかな?
PC同士の微笑ましい歓談が一段落着いたところで、頃合いを見計らっていたDMが事を起こします。
平穏な学園(……でもないか)を襲う奇怪な事件とは! 以下続刊(しつこい)。
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