装飾品

解説：さまざまな宗教で信者たちに授与される、いわゆる「お守り」「護符」といったものです。お守りの形態や名称、宗派の違いは、ゲームには特に影響しません。好きなものを選んでください。日本で手に入りやすいのは、寺社で扱われているお札やお守りでしょう。

　このお守りを身に付けたものは、邪悪な意図をもって行使された魔界魔法やカルトマジックへの抵抗判定に、お守りの霊格と同じ値のボーナスを得られます。お守りの霊格は作成者のそれと等しくなります。通常、出回るものは１か２程度でしょう。お守りの霊格を超える霊格レベルの攻撃を受けた場合、その攻撃を防ぐと同時にそのお守りは効果を失ってしまいます。

　カルトマジックを学ぶものは、このお守りを自作することもできます。材料（つてさえあれば、千円ほどで簡単に買えます）をそろえ、ふさわしい設備のある場所で、１Ｄ時間かけて＜宗教儀礼＞判定を行ってください。成功すれば、術者に等しい霊格レベルを持つお守りができあがります。この判定にクリティカルすると、霊格が１レベル上昇します。ファンブルした場合は呪文のファンブル表を参照してください。

解説：効果は上記のお守りⅠと同じですが、より霊格レベルの高い攻撃を受けても効果が失われません。その代わり、得られるボーナスはお守りの霊格レベル－１の値になります。

　現代では、このお守りはアクセサリーとして身に付けられることも多くなっており、その価格もさまざまです。プレイヤーは望みの形態を選んでください。数珠やロザリオ、ペンタクルなど、さまざまな形が考えられます。

解説：どこの寺社でも扱われているお守りで、より具体的な御利益があるとされています。ある特定の状況でのファンブルを１回だけ成功に変えてくれます。現実に売られているものを参考に、「交通安全（＜運転＞や＜操縦＞）」、「縁結び（望ましい相手への影響判定や反応判定）」、「学業成就（＜調査＞や＜～学＞）」、「武運長久（戦闘関係）」、「商売繁盛（＜商人＞など）」などから、その効果を購入時に決めておいてください。

　お守りⅠと同様、カルトマジックを学ぶものはこのお守りを自作することができます。

効果：幸運を呼ぶと言われるウサギの足を象った、毛皮製のペンダントです。１セッションに１回だけ「幸運」の効果を得ることができます。この効果を得るには、セッションの間ずっとこのペンダントを付けていなくてはなりません。

効果：四方に地水火風の四大元素に対応するパワーストーンをあしらった銀の十字架です。火や冷気、風、電撃といったエネルギー系の攻撃によるダメージを１点軽減してくれます。

効果：ＵＦＯが落としたとされる腕輪です。超能力「ＥＳＰ」に関係する判定に＋１のボーナスを得ることができます。

効果：曼荼羅図が織り込まれたスカーフです。着用者は魔法的な攻撃に対して１点の防護点を得られます。類似品に、陰陽太極図を織り込んだ「インヤン」、五芒星の「ダビデ・スター」などがあります。

効果：１０ｃｍほどの菩薩像です。所有者に魔法的な防護点１点を与えるほか、即死効果を与えるような攻撃への抵抗に失敗した際、１回だけ判定の結果を成功に変えてくれます。身代わりになった像は粉々に砕けてしまいます。

効果：古代の遺跡から発掘された翡翠の勾玉です。所有者の心を落ち着かせる効果があり、精神的な不調を引き起こす効果や魔法への抵抗判定、および自制判定に＋１のボーナスがあります。

効果：横綱だけが締めることを許された綱です。力士としてふさわしい装いのもと、この綱を締めた者は、素手による戦闘の際にのみ体力と＜相撲＞にそれぞれ＋１のボーナスを得られます。この綱は非常に太く、上着などの下に隠すことはできません。

効果：風の精霊シルフの力が込められた鈴です。着用者の周りには常にゆるやかな風が渦巻いており、着用者を狙った人力長射程攻撃武器や特殊攻撃の命中判定に１点のペナルティを与えます。銃器に対しては、この防具は効果を発揮しません。なお、着用者はペナルティを受けずに長射程攻撃を行うことができます。

効果：仏教で珍重される香木、伽羅から削りだした最高級の数珠です。着用者は魔法的な攻撃に対して２点の防護点を得、即死効果を持つ魔法攻撃に対して抵抗判定に＋１のボーナスを得られます。また、ディーヴァやヤクシャ、あるいはインドに関わりの深い神族に属する悪魔への反応に＋２されます。

効果：戦国時代末期の武将、伊達政宗が身に付けていたとされる眼帯です。着用者は意志に＋１され、「カリスマ１レベル」と「自信過剰（自制値１２）」の特徴を得ます。また、銃器による一次的なダメージ（爆発や破片のように二次的でないもの）に対し、全身に適用できる防護点３点を得られます。

効果：三途の川の渡し賃として死者と共に埋葬される、六文銭で作った首飾りです。戦国時代末期の武将、真田幸村がその旗印としていたことでも有名です。着用者は意志に＋１され、死亡判定および即死効果を与えるような魔法への抵抗に対して＋２のボーナスを得ます。

　この防具の中には反動として「直情（自制値１２）」になってしまうものもあるといい、この場合は＜槍＞技能に＋１のボーナスを得ることができます。

解説：持ち主に１２人分の力を与えるという、ドイツの伝説に登場する小人の王ラウリンの持つ指輪です。着用者は体力が２点上昇するほか、即死効果を持つ魔法攻撃について抵抗判定に＋３のボーナスを得られます。

　力士としてふさわしい装いのもと、この綱を締めた者は、素手による戦闘の際にのみ体力と＜相撲＞にそれぞれ＋２のボーナスを得ることができます。また、着用者はけして転倒することがなくなり、着用者に対する【投げとばし】などが無効になります。

効果：天の岩戸の前でアメノウズメが舞ったとき手にしていたとされる、３つの鈴がセットになった神具です。芸能や芸術に関係する技能判定に＋１のボーナスを得られるほか、この鈴を手に踊ることで反応判定に＋２（着用者が女性であった場合、異性からは＋４）のボーナスを得られます。

効果：イスラエルの王ソロモンが身に付けていたとされる指輪です。着用者は知力が１点上昇し、「動物会話」の特徴を得ます。また、種族「堕天使」に属する悪魔からの反応判定に＋３のボーナスを得ることができます。

効果：イングランドの王アーサーが湖の貴婦人からエクスカリバーを譲り受けたとき、これに付属していた鞘です。この鞘を身に帯びた者は「出血」によるダメージを一切受けることがなく、死亡判定や即死効果を与える魔法への抵抗判定に＋４のボーナスを得ることができます。

効果：北欧の神トールが身に付けているサッシュ（腰帯）です。身に付けた者は体力が４点、生命力が２点上昇します。

効果：龍神が手にしている、溢れる五行の力を象徴する宝玉です。その所有者は生命力とヒットポイントにそれぞれ＋２され、「ＨＰ再生／高速」の特徴を得ます。また、魔法への抵抗判定に＋２のボーナスがあります。