聖守護天使。
自身の最も真実の神性な心性を表す「沈黙の自己」、神性のひらめき。
クロウリーは、これは、黄金の夜明け団のジーニアス(Genius)、 イアンブリカス(哲学者)のアウゴエイデス(Augoeides:光体)、ヒンドゥー教のアートマン(真我)、 古代ギリシャのダイモーン(守護神)と同等であると考えているようだ。
聖守護天使(HGA)は、ある意味で、「ハイヤー・セルフ」だとしても、 それはしばしば、 アデプトから独立した分離した存在として経験される。 セレマの体系では、一つの最も重要なゴールは、自身のHGAと意識的に繋がることで、 その行為は「知識と会話」と呼ばれる。 それをすることで、魔術師は彼自身の「真の意志」を完全に知覚する。
クロウリーにとって、この出来事はいかなるアデプトの一つの最も重要なゴールだった。

September,2009