Travel at time
1:Fall
ND2041・・・・・・
それが彼の暮らしている時代の年号だった。
彼にとっては生まれる以前の話である、世界の命運をかけた戦い、レプリカ計画なるものを阻止するための戦いの最中、やむなくプラネットストームの活動を停止した事により第七音素は減少した。
それに比例して譜術及び譜業技術の威力は大幅に減少したが、それをなんとか補うための方法が議論され幾つか採用されたり、音素を大量に消費するため大きな譜業を作れない代わりに、少しの音素でも稼動する小さな譜業機関の開発は飛躍的に進んだりと、そういった時代が彼の暮らしている時代である普段の日常だった。
そうそれが彼、アシャワヒシュタ=レイ=キムラスカ=ランバルディア、通称アシャにとって当然の常識だった。
多少現在は本来の日常からかけ離れた中に身をおいていて、仲間たちとある目的のために旅をしていたりする。
そうまさに先程まで彼は仲間たちを一緒に今回の目的地に後もう少しで足を踏み入れようとしていた時だったのだ。
しかし現在目の前に仲間たちは1人もおらず、おまけにアシャはどう考えても高い所から落ちたという状況を体験したのだ。
確かに彼の背後にはそれほどの高さはないがまさに崖があり、そこから落ちたというのがあの状況と今現在自分が受けている痛みから1番説明がつく。
だがアシャの記憶では自分の歩いていた近くに崖はなかったし、ましてやそこから落ちるなんて間抜けな事は絶対にしない。
もしも万が一そんな事になっていたとしたなら、あの何故かやけに自分に心酔している双子(弟)の心配悲鳴の混じった大声が聞こえてくる事だろう。
それが聞こえてこないということは自分は崖から落ちたのではないということだ。
ならば自分の仲間たちの方が何処かに消えてしまったのだろうか。
しかしいきなり姿を消す人間などいるはずもないし、ましてやあの状況で5人も1度に消えるなどおかしい事このうえない。
なら彼の方が消えたというほうがまだ解るのだが、アシャにとってはそれさえも理解しがたい事だった。
だがアシャにとってそれ以上に理解しがたかったのが、今現在目の前で繰り広げられている光景だった。
そこにいたのはアシャにとっては見知った顔の人物数名と、どう考えてもあの服装は神託の盾兵という集団だった。
しかしこんなところに彼等がいるということは明らかにおかしかった。
ましてや自分の良く知った人物たちが神託の盾兵となにやら戦っているというこの状況。
しかも自分の良く知った人物たちは、どうもよく見てみれば全員自分の知っている姿よりも若く見える。
特にアシャの知っている現神託の盾騎士団主席総長などはそれが明らかで、知っているものよりも背が低いというか、そのまま子供の姿である。
はっきりいってこの状況が理解できずただ驚きながら見ていると、あちらはあちらで突然現れたこちらに器用に戦闘しながらも驚いている。
なんとなくその光景を見ながらその反応に「それはそうだよな・・・」と内心思いながら納得していると、目の前になにやら迫ってくる神託の盾兵の姿が目に入った。
必死に現状を把握しようとしている自分の目の前に剣を振り上げ、思いっきり殺気をむき出しにしてやってくる神託の盾兵・・・・・
「って、人が考えてる時にいきなり攻撃してくるなー!」
律儀に突っ込みを入れながら、アシャは突進してくる神託の盾兵の攻撃を避けてその勢いを利用して神託の盾兵の剣を持った方の腕を掴むと瞬時に剣を奪い取ってそのまま神託の盾兵を返り討ちにしてみせた。
「・・へ〜。やるなあいつ」
「確かに・・・あのタイミングで凄いな」
「はい、はい皆さん。気になるのは解りますが、目の前の敵に集中してくださいね」
やはりこちらが気になるのか少しの間だけこちらに目線をやっていた彼等も、仲間の1人の注意によってすぐにまだ目の前にいる敵の残党に再び集中した。
どうやら彼等の方が神託の盾兵よりも優勢のようで、あれ以降アシャの方に向かってくる無謀な者はいなかった。
それを幸いにアシャはその戦闘の光景を暫し呆然と眺めながら必死に考えをまとめていた。
どして出した結論は自分自身でも信じられないが、目の前で戦いを繰り広げている人物たちと、そして感じ取れる自分が知るよりも遥かに多い音素の絶対量から見てそれしか考えられなかった。
「・・・俺、レプリカ計画とかいうのでごたごたしてた・・・20数年前にタイムスリップでもしたのか?」
目の前で戦闘を繰り広げている彼等には聞こえない程度の声でぼそりと呟き、彼は遠い目をしながら心の中で密かに自分の導き手ともいえる元人間の月の音素集合体にやり場のない悪態をついていた。
出来れば当たってほしくはなかったその予想は、戦闘の終わった彼等にすぐに簡単に探りを入れた程度であっさりと事実だという事が確認できた。
その事実にどこか泣きたい気持ちを抑えながら、アシャは勿論自分の素性は隠しながら、適当な理由を考えて自分の存在を不思議そうに思っていた彼等に話してみせた。
仲間と旅の途中だったが自分1人船に乗り遅れてしまい、次の便でようやく到着したが仲間は急ぐ理由が出来て先に街を経ったことを聞きすぐに追いかけたが、行く先々で行き違いなどにあって仲間の消息がわからなくなってしまい、彼等を捜している途中で例の崖のさしかかり、運悪く足を踏み外してあそこに落ちてしまった、という風にだ。
仲間とはぐれたという意味では本当だが、それ以外は見事な嘘八百を並び立てている。
しかしアシャにはどうしてもこうやって自分が仲間、あるいは何かを捜して各地を転々としているという事にしておきたかったのだ。
当てもないものを捜す旅なら上手くすれば彼等についていく事が出来る。
実際元の時代に戻る方法に今現在全くあてが見当たらないのだが、この時代のある意味1番中核といえる存在である彼等、つまり今は男の姿であるが後にアシャの母親になるルーク達についていけば何かの手がかりが見つかるかもしれないと思ったのだ。
勿論自分の正体など明かせるはずもなく、そのために適当に話を作り上げたのだ。
しかしあまりにも突拍子もないその話を聞いてすぐに本気に信じてくれたのはある種天然のナタリアただ1人で、後の全員は個人の差はあれどそれなりに疑ってかかっていた。
いきなり、それもあんな風に現れて旅に同行させてくれなどと確かに普通に考えれば怪しむのは無理はない。
ましてや片目は違うといえど、キムラスカ王家特有の赤い髪と翠の目を見てしまえば不信感も募るというもの。
特にジェイドなどはアシャの顔がルークそっくりであるという事に、ルーク以外のアッシュのレプリカではないだろうかという疑いを持ったような顔をしていた。
結局、最初は多少疑ってはいたものの可哀想になってきたのか、ルークがアシャをなんとか旅に同行させられないかと仲間たちに頼み込み、アシャは晴れてルーク達とともにこの時代で行動することができるようになっていた。
「ほら、アシャこれ」
「・・・なんだ?これ」
差し出されたそれよりも話には聞いていたが実際に目の当たりにしてみて自分の母親が男の姿だというのに未だアシャはなれず、それを悟られぬように多少上の空で返したそのこには1本の剣を持ってルークが立っていた。
「お前、崖から落ちた時に剣なくしたっていっただろ?だからこれやるよ」
笑顔で自分に剣を差し出すルークの姿に、アシャは今は男の姿とはいえ母親を騙していることに少なからず罪悪感を覚えていた。
実際武器をなくしたのではなく、アシャは通常の武器を携帯していなかっただけだった。
彼の本来の武器はこのオールドラントに存在する全ての音素である。
『音素の祝福』と呼ばれる特別な眼を持つ彼は、密度に関わらず全ての音素を知覚し、収束、拡散、具現化することが出来る。
それを利用して必要に応じて自分専用の武器や道具を作り出す事など彼には造作もないことである。
そのため何らかの理由で必要な時を除いて彼は通常の武器を携帯していない。
しかしそのせいで旅人であるなら最低限持っているはずの武器を携帯していない事を疑問視され、苦し紛れに考えた言い訳が先程ルークが言ったそれである。
『音素の祝福』などと言う特殊なものの事を話せるわけがない。
「・・・い、良いのか?」
「ああ。俺のお古で悪いけどさ。ないよりはましだと思うし・・・我慢してくれないか?」
「いや・・助かる。わざわざありがとう」
「うん。そう言ってもらえると俺も嬉しいよ」
そう言ってアシャの言葉に満足そうに悪笑うルークの姿を見ながら、アシャは少し目を見張りながら男の姿をしていてもやはりこれは自分の母親なのだと改めて認識した。
子供の頃、アシャが初めて剣術を父親であるアッシュに習う直前、自分に練習用の剣(木刀)を手渡してくれた母親も言葉などは違うがこんな感じであった。
なんだか今のこの状況からその時の事を思い出して懐かしくなっていたアシャに、何か勘違いをしたのかルークは少し慌てたような様子を見せていた。
「アシャどうしたんだ?や、やっぱり・・・新しい剣の方が良いのか?」
「えっ・・いや、そういうわけじゃない。これで本当に十分だから」
「そ、そうか?・・・本当に悪いな。剣の1本くらい買ってやりたいんだけど・・・なにしろアニスが財布握ってるから・・・」
「ちょっとルーク。それどういう意味?アニスちゃんに詳しく説明してくれない?」
苦笑を漏らしていたルークの背後から、引き攣った表情に張り付いた笑みを浮かべているアニスが現れ、しまったというようにルークは小さく声をあげるとアニスと距離をとるべく後退を始めた。
「あ、アニス・・別に今のは深い意味はないんだぜ」
「うん。アニスちゃんはちゃ〜んと解ってるよ。だ・か・ら、ルークちょ〜っと買い物に付き合ってくれない?」
「げっ・・・それって、荷物もち・・・」
「付き合ってくれるよね?」
「・・・・・お供させていただきます」
威圧に負けて観念したルークのその返事に、アニスは十分に満足した笑顔を浮かべ、溜息をついたルークをつれてその場から離れていた。
後に残されたアシャは呆然とその光景をみながぽつりと呟いた。
「・・・やっぱり、タトリン謡将。色んな意味で強え・・・」
「何が強いんだ?」
「うわぁああっ!」
突然かけられた声に驚いて思いっきり声を上げて振り返ると、そこには逆にアシャの声で驚いたというように目を丸くしているガイの姿があった。
「・・が、ガイラ・・・・・ガイ?!」
「なんだよ・・そんなにびっくりすることないだろ」
「い、いや・・悪い。・・・ところで、どこら辺からいたんだ?」
自分が先ほど呼んだアニスへの呼称が聞かれているのはまずいと思いながらアシャはガイに尋ねると、ガイは逆になぜそんなことを聞くんだというように不思議そうな顔をしながらあっさり答えた。
「どこって・・・お前がなんか『強え・・』とか言ってるあたりからだけど」
「あ、ああ・・・そこか・・・」
ガイのその言葉とそれが本当であると解るその様子にアシャはほっと胸を撫で下ろした。
「で、何が強いんだ?」
「いや・・・アニスだよ。1番年下なのになんていうか・・・凄い強いキャラだなと思って・・・性格が」
「・・あ〜・・確かにな〜〜」
アシャの言葉にガイは何か思い出しのか遠い目をしながら同意した。
最初はどうしたのだろうと思っていたアシャも、そう言えばガイはアニスに女性恐怖症を利用され、何かあると抱きつかれたりしてさんざんな目にあったことがあるということを聞いたことがある気がする。
それならばガイのこの反応も仕方がないといえるのだろう。
思わず未来でせめて彼の妻であるナタリアはじめ仲間の女性陣のみなら女性恐怖症を克服したということを思わず教えてやりたくなってしまった。
それを聞いたときの彼は果たしてどんな反応をするだろうか。
喜ぶだろうか、それともそれだけしか克服できていないと落ち込むのだろうか。
なんとなく気にはなって本当に言いたくはなったがアシャはぐっと堪えた。
「(俺、この先ずっとこういった思いするのかな・・・)」
出来ることなら未来のことを洗いざらい吐いてしまいたい。
しかしそんなことをすれば未来が変わってしまい、下手をすれば自分の存在にさえかかわってくるかもしれない。
それだけは絶対に回避しなければいけないと思いながら、アシャは全て言ってしまいたい衝動を必死に堪えていた。
そのアシャの様子を幸いといえるのかガイは特に不信には思わなかったようで普通に話しかけてきた。
「アシャ、なんかさっきから百面相してるけど・・・腹でも減ったのか?」
「はっ・・・?」
ガイの突然の言葉に素っ頓狂な声を思わず上げたアシャだったが、すぐさま自分がとっていた行動を思い返してガイにはばれていないがはぐらかそうと思ってガイの言葉に乗ることにした。
「そ、そうなんだよ。もうぺこぺこでさ〜・・・」
「なら一緒に食堂でも行くか。・・・あの様子だと、ルークとアニスは遅いだろうし」
「あ〜・・そうだろうな・・・」
ルークとアニスが先ほど去っていた方向を遠い目をしながら2人はそう言い合い、暫くしてまるで何かを振り払うかのようにどちらともなく声を掛け合うと食堂へと向かって歩き出したのだった。
「殿下―――!アシャ殿下〜〜〜〜!どーこーでーすーかーーー!?」
変わって時代はND2041・・・・・
タタル渓谷にはアシャの予想通りといっていいのか、突然消えたアシャを心底心配して辺りを探し回りながら叫び声をあげるシャスがいた。
そんなシャスを暫く仲間達は見守っていたのだが、その中から無表情なミスラが歩き出して暴走する彼の頭を思いっきり殴った。
「っ・・!何しやがる。ミスラ!」
「五月蝿いのよ・・・貴方の叫び声で魔物が集まってくるでしょう」
「実際集まってきてますけどね・・・ほら」
叩かれたことに非難の声を上げるシャスに対し、ミスラは冷静にもっともなことを口にし、さらにミスラの言葉を肯定するようにラシュヌはある場所を指差した。
そこには些か多めに転がる魔物の残骸があった。
「貴方がただ大声で叫ぶ中、俺達は貴方の叫び声で集まってくる魔物と戦ってたんですけど」
「それも大量にね〜〜」
「・・・シャス。アシャが心配なのは解るが、もう少し場所と場合を選べ」
さすがにこれには庇うことは出来ないと、叱ってくる兄の言葉に特に堪えながらシャスはうっと小さく呻き声をあげた。
「だ、だけど・・・殿下がいきなり消えられたんだぜ。お前たち心配じゃないのか?」
「ん〜・・貴方ほどではないですね」
「アシャ殿下、最強だし〜〜」
それでも食い下がろうとするシャスの言葉に、楽しげに冗談交じりに答えてくるラシュヌとサエーナの幼馴染コンビに、今度は逆にシャスがその短い堪忍袋の尾を切ろうとした時ミスラの冷静な声が聞こえた。
「ラシュヌとサエーナもふざけてシャスを煽るのはやめてちょうだい。それに、シャス・・・反省したんじゃないの?」
ミスラの表情はいたって普段と変わりはないが、その滲み出ている威圧感にシャスは勿論、ラシュヌとサエーナまでが思わず固まってぴたりと喋るのをやめた。
そしてミスラのその様子から明らかに彼女は今かなり不機嫌であるということが用意に理解できた。
「・・ミスラ・・・・・そういうお前もなんか不機嫌じゃないか?」
「・・・気のせいよ」
「いや・・・でも・・・」
「気のせいだから」
不機嫌なミスラの言葉にきっぱりと一刀両断され、ラグナもそれ以上何も聞けなくなり小さく返事をするともうその話題には身の危険を感じて触れないことにした。
「でも、やっぱり近くにいないとこっちも色々困るから。早く見つけるわよ」
素直に心配だからと言えばいいのにとその場にいる誰もが思ったが、同時にその場にいる誰もが身の危険を感じてその言葉を口にすることは出来なかった。
「でも、見つけるって言っても普通にいなくなった分けじゃないし・・・どうやって探すの?」
「そうね・・・とりあえず手がかりを集めるのが肝心ね。そうなると・・・やっぱりローレライかアフラに聞くのが1番ね」
「と言っても・・・そっちだって容易には会えな」
「何言ってるんだ兄貴!殿下の一大事にそんな悠長なこと言ってられないだろ」
「そうね。多少は違うけど私もシャスと同意見よ。何があっても引きずりだしましょう・・・」
そう言って珍しく気があっている2人がさっさと手がかりを求めて立ち去るのをラグナが少し引きつった表情で見ていると、横のほうからいつもと同じように現状を理解しているのかすら解らない楽しげな声が聞こえてきた。
「いや〜。珍しく気があってますね、あの2人」
「本当に。雨とか雪といわず槍でもふりそうなぐらいに珍しいわね」
「ふふふっ・・殿下には悪いですがなんだか楽しいことになってきましたね、サエーナ」
「そうね〜、ラシュヌ。悪いけど殿下に感謝しないといけないかもね」
そう楽しげに言い合ってラシュヌとサエーナの2人は先ほど出て行った2人の後を追った。
最後に残されたラグナはただ1人、そんな全員の歩いていった方向を見つめながら遠い目をしてぽつりと呟いた。
「・・・やっぱり、突っ込み少なすぎるよな・・・」
そう虚しく告げる彼の雰囲気はにはどこか哀愁と疲れが漂っており、当然誰からも帰ってこない返事に少しの虚しさを感じながら先に行った仲間たちを追ったのだった。
果たしてこんな調子でアシャは本当に元の時代に還ることができるのだろうか。
一抹の不安要素は時を越えてアシャに届いたのかもしれなかった。
あとがき
第1話というよりもなんというか、序章という感じで短く簡単に書き始めてしまいました、お子様タイムスリップネタです。
次からはちゃんとルーク達とアシャとの掛け合いを書いていく予定ですのでしばしのお待ちを・・・
そして次回アッシュも登場予定ですので、未来のとても仲の良い両親を知っているがゆえのアシャのこの時代のアッシュのルークに対する扱いへのショックをご期待ください(えっ?)
アシャはとりあえず最大の武器でもある『音素の祝福』は当分封印というかお預けです・・・;
さすがにあんなものをおいそれと使ったら説明がとても大変なことになりますので・・・
ルークはまだこの時代では男の姿なんですが、アシャに対して自然に母性本能で接してくれれば良いと思って書かせていただきます。
そして今回だした元の時代というか、未来の世界での仲間達の動向なのですが・・・
まあ見事にシャスは勿論のこと暴走、ミスラは不機嫌、ラシュヌとサエーナは楽しげで、ラグナ1人が哀れにも突っ込みとまともな思考回路で対応という形になっています。
こう見るとラグナのほうが父親似って感じがするのですが、そうと見せかけて実は逆ですので・・・
今回2つ(?)ほど皆様には見知らぬ単語(名称)が出てきたかと思いますが、これは現在考えているお子様たちの本来の話の中での鍵ともいえるものです。
この話の時間軸というのがそれをとっくに知って(というか会って)所々旅してる途中にということなので・・・
本来の話をあげる前にフライングしてしまいましたがご容赦ください。
では次回から当分アシャ以外のお子様陣の出番はないかと思いますが(えっ)、複雑な心境を抱えながらもルーク達と旅をするアシャをどうか見守ってやってくださいませ。