-Travel at time-
スタート前対談
ラシュヌVSサエーナ
サエーナ「で、潔く私達の番ね〜」
ラシュヌ「そうみたいですね」
サエーナ「な〜〜んか、他2会場だと一悶着起きてたりなんかするみたいよ」
ラシュヌ「サエーナ。あなた2部屋に盗聴器を仕掛けるとは・・・あまり良い趣味とはいえませんね」
サエーナ「そんな事言って〜〜。ラシュヌだって十分楽しんでるじゃない」
ラシュヌ「はい、それはもう。性格父親似なもので」
サエーナ「確かにね〜。師匠ならこの状況でも楽しんでる可能性大だと思うし」
ラシュヌ「でしょう?それでは、我々も話を始めますか」
サエーナ「そうだね〜。えっと・・・20数年後のオールドラント・・・つまり、私達の時代について短くてもいいので・・ってことよね」
ラシュヌ「そうですね。特に変った事はないですよね。我々のところは、キムラスカと違って皇帝陛下はピオニー陛下のままですし」
サエーナ「ん〜〜、1番の変化は・・陛下の飼ってるブウサギの数が増えた事かな〜」
ラシュヌ「ふふふっ。それが変化とは・・本当に我々の時代は平和ですよね」
サエーナ「まあ、ね。・・あんなことが起きてるなんて誰も想像しないだろうし・・・」
ラシュヌ「サエーナ・・・今はそれは言わないということで」
サエーナ「そうね〜。で、ブウサギの話に戻るけど・・・」
ラシュヌ「・・やっぱり、そこに戻るんですか?」
サエーナ「あっ、ラシュヌってばこの話題いや?そうよね〜〜。だって、増えたブウサギの1匹の名前は『ラシュヌ』だし」
ラシュヌ「・・・あなたの名前だってつけられてるでしょう」
サエーナ「な〜にいってるの?寧ろ自分の名前を皇帝陛下のブウサギにつけてもらえるなんて本望よ。ブウサギ可愛いし」
ラシュヌ「あなたのそういうところ・・とことん貴方のお父さんとは似てませんよね」
サエーナ「うん。ラシュヌの家とは正反対でね。あ、ちなみに最近の陛下の『ネフリー』以外で特にお気に入りはなのはあれよ」
ラシュヌ「ああ・・『アシャ』ですか」
サエーナ「そうそう」
ラシュヌ「仮にも他国の王子殿下の名前を使うなんて・・陛下も本当に遊び心がつきませんよね」
サエーナ「確かにね〜。でも、それをいうなら、『アシャ』の親は『アッシュ』と『ルーク』だしね」
ラシュヌ「他国の国王陛下と王妃陛下・・・まあ、名づけた当時はそういう立場ではなかったらしいですが」
サエーナ「っていうか、ブウサギが人間と同じ名前同士のカップルになるって面白くない?あ!これ、なんかの統計になるかも」
ラシュヌ「さすがに偶然じゃないですか?これは内内だけの話ですが・・・ルーク王妃様は以前は男性だったのでしょう?」
サエーナ「ふふふっ。ラシュヌ甘いよね。人はそれは運命と言うのよ」
ラシュヌ「運命ですか・・・預言のなくなった今の時代に運命ですか・・・」
サエーナ「な〜〜に、言ってるの。預言があろうとなかろうと、女の子はそういう話が好きなものなのよ。その方がロマンチック〜ってね」
ラシュヌ「女の子・・・ですか?」
サエーナ「ん?何その反応?」
ラシュヌ「いえ、何でもありませんよ・・・ところでサエーナ」
サエーナ「なに?」
ラシュヌ「帰りに、ストレス解消に貴方のお父さん苛めていってもいいですか?」
サエーナ「あ、良いよ。どうぞどうぞ。寧ろ苛められてるお父さん見るのなんか楽しいし」
ラシュヌ「ありがとうございます」
サエーナ「ふふっ。良いよ〜。こっちも面白いものが見れるしね」