 | 春は嫌い。 花が一斉に咲き誇り、大好きだった祖父と曾祖父の命日が来る。 祖父が亡くなったのは私がやっと、まともな所に転職が出来て研修初日の事だった。 その明くる朝、出勤する私の前には鮮やかに咲き誇る春の花。 それを見たとき、ああ、もう、祖父にはこの春はみられないんだ、と思うと涙が止まりませんでした。泣きながら出勤したのを覚えています。 最近、作業所でも新しい人が増えて社長に嫌われているのを、ひしひしと感じます。 いつも、道具などが不足しているのを言い出しっぺになるのは私で。 お金がかかる事を言うのは、いつも、私の役目になる羽目になるので…。 若い女性が入ってきていて、社長が声をかける人は決まっています。 作業所でも、居場所が無くて家にいても辛くて。 ある人に、貴方は暗いから、いつまでも昔の辛い経験ばかり引きずっているから、ダメなのよ!誰でも明るくて笑顔のいい人と一緒にいたいもの。と言われ、所詮、酷い境遇で育ったものの気持ちは愛されて普通に健康に生きてきた人には分からないんだ…。と思うと悔しくて悲しくて。 もう、消えたい。 どこか遠くに行って消えてしまいたいです。 私が死んでも悲しむ人も葬式に来てくれる人もいないんだから。 |