外部DLLを利用する(WinAPI等)

Spinelでは、外部DLLをリンクすることが出来ます。
DelphiやC++などで作られたDLLや、WindowsAPIを使用することが出来ます。

DLL宣言

DLLを利用するには、以下のような構文を使います。
DLLを利用
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//DLLの宣言
external "shell32";
import Int ShellAboutA(DWORD,PChar,PChar,DWORD);
最初にexternalを使います。
「external DLL名」でDLLを読み込みます。「.dll」は省略することが出来ます。
そして、import文を使ってDLLをインポートします。
DLL宣言に利用できる型は以下の通りです。
利用できる型
Int 4バイト符号あり整数型
WORD 2バイト符号なし整数型
DWORD 4バイト符号なし整数型
Bool 論理型
PChar ポインタ型
void なし

基本的にC言語と同じ名前の型です。PCharはChar*のことです。
import文は、「import 戻り値 関数名(引数)」と書きます。
DLLはexternalで設定されたDLLです。
また、読み込むDLLは、externalが使われない限り変わりません。

DLLを宣言したら、あとは普通に命令として使用できます。
DLLの呼び出し
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//DLLの宣言
external "shell32";
import Int ShellAboutA(DWORD,PChar,PChar,DWORD);

ShellAboutA(0,"Spinel","Giemsa (notessoft@yahoo.co.jp)",0);
ちなみに、ShellAboutAは、ハージョン情報ダイアログを表示する命令です。
第一引数は0でかまいません。
第二引数はタイトルに表示する文字、つまりソフト名です。
第三引数は「Copyright〜」の下に表示される文字です。
第四引数はアイコンのハンドルです。
わからないときは0にしておいてください。0はウィンドウズのロゴです。
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プログラム言語「Spinel
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