配列を使おう

配列とは、変数がかたまったものです。
繰り返し処理をするときなどにかなり役に立つものです。
Spinelは他のプログラム言語と違い、かなり強力な配列操作が出来ます。

たとえるなら団地。
100号室とか、101号室とかありますよね?
部屋一つ一つが変数で、それらはひとまとまりですが数値で区切られています。

配列の使い方

配列を使うには、「配列名[要素数]」のように書きます。
要素数とは、〜号室にあたる部分です。普通、0番目から始まります。
では0番目の変数の部屋に100という値を入れてみましょう。
配列への代入
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a[0] = 100;
a[1] = 200;
これだけ。変数と変わりないんです。
もちろん配列を見るときも一緒。
配列の参照
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Mes(a[0]);
Mes(a[1]);
ね?同じでしょ。これが配列というものです。

何に使うの?

マニュアルを読んでみて、変数でもいいじゃん、って思う人もいるかと思います。
まぁ上のようにだけ使うのなら変数でもかまいません。ですが...

例えばこんなことがあったとしましょう。

とあるクラスで数学のテストがありました。
みんなテスト勉強を頑張りましたが、合計点は全クラス中最低点でした。

というどうでもいい話はおいといて、テストの合計点を計算してみましょう。
そんなときに活躍するのが配列なのです。

まずは普通にやってみましょう。
5人分の合計点です。
普通の計算
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Score0 = 57;
Score1 = 46;
Score2 = 75;
Score3 = 12;
Score4 = 84;

Sum = Score0 + Score1 + Score2 + Score3 + Score4;

Mes(Sum);
こんな感じですね。5人分ならなんてことないですね。
でも40人分といわれたら...

やってらんないですよね。じゃぁ配列で。
配列で合計点の計算
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Score[0] = 57;
Score[1] = 46;
Score[2] = 75;
Score[3] = 12;
Score[4] = 84;

Sum = 0;  //合計点
for(i = 0;i < 5;i = i + 1){
  Sum = Sum + Score[i];
}

Mes(Sum);
40人になってもScore〜の部分を変更するだけです。
こういう汎用性のあるソース(応用の利くソース)であることは非常に大切です。
その場しのぎのプログラミングはあまりオススメできません。

実はもっと効率のいい書き方があるんですが...探してみてください。
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