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●「関口宏の日本を探しにいこう」


関口宏さんと原沙知絵さんが伝統文化を学ぶ外国人を講師に、各地を旅しながら日本の真髄を求めるというコンセプトの番組でした。
家屋、庭園、和紙、色、料理、草木染などなど、日本の美しい伝統を改めて知りました。1番驚いたのは、日本庭園の枯山水が宇宙を模していること。
1度枯山水をこの目で見てみたいです。

それから、気になったことばがひとつ有ります。
「四十八茶百鼠(しじゅうはっちゃひゃくねずみ)」です。
茶色と鼠色には多くの種類があるという意味なのだそうです。
派手な衣服が制限されていた江戸時代、庶民たちが生み出した色が鼠色です。
庶民が身につけられるのは麻か綿で、色も藍染の青色や茶色と鼠色といった地味な色。それに微妙な色調の変化をつけ、奥ゆかしい色合いを楽しむのが、当時の庶民たちにとって粋とされたのです。
私は和色が好きなので、色の講義にはうっとりしてしまいました。鼠色の中では梅鼠色が好きなのですが、この色に庶民のお洒落心が込められているとは知りませんでした。

ますます京都に行きたくなりました。
京都でなくても、日本を探しに行きたくなりました。
伏見稲荷神社にももう1度行きたいし、行けなかった金閣にも、それから枯山水を見にも行きたいです。お茶屋さんにも入りたいし、鴨川のほとりも歩きたい。
神社仏閣(+大福)を巡る旅も素敵です。
私ってやっぱり日本人なんだなあと思わせてくれる番組でした。
こういう番組がもっと増えれば嬉しいなと思います。

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