「犯行の翌日に、学校へ新聞を持ち込んでまで自分の記事を拝読とは……。
　まあ、マスコミはどうしても君を崇めたいらしいから、
　自分の犯行を自画自賛するには、さぞかし丁度良い材料にはなるだろうね」

『またその話かよ！？　だから違うっつってんの！』

「違うなら違うで構わないよ。キッドを捕まえれば分かることだ」

『あー、ハイハイ。そうですか。
　ならさっさと捕まえて俺の潔白証明して下さいよ。
　いつも似たようなこと言って、キッド逃がしてる自信家探偵さん？』