Spinelでは、オーバーロードを使うことである程度の引数の変化には対応できます。
しかし、引数を指定せずにとりたい場合は、オーバーロードだけでは対応し切れません。
引数をたくさん渡す
Spinelでは、オーバーロードを使うことである程度の引数の変化には対応できます。
しかし、引数を指定せずにとりたい場合は、オーバーロードだけでは対応し切れません。
C言語などでは可変引数という仕組みがあります。
可変引数とは、その名の通り渡された引数に応じて取る引数の数が変化する、という仕組みです。 Spinelではこの可変引数の代わりに、オープン配列という引数指定の方法があります。 オープン配列とは?
オープン配列とは、Delphi(という、Spinelの開発に使用したプログラム言語)で採用されている仕組みで、要は配列です。
配列は、配列を使おうですでに勉強しました。 この配列は、以下のように使用していました。
で、この配列を使うことで、引数をたくさんとったことにしよう、というわけです。 それがオープン配列という考えです。 引数をオープン配列として渡す場合は、以下のようにします。
このように書きます。 関数の定義は普通です。つまり、パラメータとして渡す際に配列へと変えているだけです。 内部では配列として操作することができます。 また、オープン配列引数では、普通の配列と変わらないため、改行を使うことはできません。
この[]の使い方は、オープン配列引数のために作られた文法ですが、普通に配列を初期化する場合でも使用できます。
配列を初期化したいときにも役に立つので、覚えておいて損はないでしょう。
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